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家庭洗いで失敗・・・服の色移り除去~家庭洗いの注意点~

洗う前に素材と洗い指定の確認を。

ほとんどのかたが知らない、教えてくれる人もいないけど、とても大切なことがあります。
それは品質表示について。

電化製品って500円主のでも保証書って付くけど高額な服買っても保証書って付きませんね。

この品質表示が服の保証書となっているんです。
法律基準に則って素材表記がされ、洗い指定はメーカーがクリーニングテストをして不具合が出ない洗い方を指定しています。

指定通りに洗って不具合が出た場合、メーカ鬼保証責任があるんです。

これはとても大切なことだから、覚えておいたほうがいいですね!

手洗い・ドライ?品質表示ラベルは保証書です

まずは洗い指定の確認から

向かって左側、桶の絵が水洗いマーク。ここに☓が付いている場合は手洗いでも水洗いは全てできない、という指定になります。

家庭で洗いながら着ていきたい服をって考えている場合、ここに☓が付いていな服を選ぶと、メーカー保証のもとで洗うことができます。

縮んだり変形したり一気に色落ちしたりする事をメーカーが確認テストをしているので信頼できる洗い方法となります。

この表示はとても大切なので覚えておきましょう!

詳しい表示説明は ↓↓↓ をクリック!


洗剤選びはどうする?

洗剤は大きく分けて弱アルカリ性洗剤と中性洗剤の2種です。
アルカリ洗剤のほうが洗浄力があり、中性洗剤のほうが洗浄力が弱くなります。

服を色づけている染料って、繊維からすると染料という名前の汚れを付けているのと同じなんです。
だから、洗浄力がある洗剤で洗えば汚れ落ちが良くなるのと比例して色も落ちやすくなるんです。

色の濃い服、特にい色落ちしやすい綿、麻製品を洗う場合、中性洗剤で洗ったほうが色落ちを押さえて洗うことができます。

洗濯機のソフト洗いコースと手洗いの違いと注意点

洗濯機の洗いコースの違いは単純にガラガラと洗う、ソフトに洗うだけではないんです。

水洗いをする時、あまり考えていない方が多いけど、水(洗剤)に使っている時間も大事。

水に浸かっている時間に比例して起きる風合い変化、色滲みや色移りなど出る確率が上がっていきます。

それと、洗濯機の手洗いコースでは洗えていない服もあったりするんです。

水洗いで縮んだニット、伸びてしまったニットの修復

洗濯機のソフト洗いコースの上手な使い方

最近の洗濯機は疎いている時に蓋が開けられないようロックされているモノもありどんならい方されているのか見ることができなかったりしますが・・・

ウールセーターなど洗っても縮んだりしないよう、とても弱い水流で洗っています。
ウールセーターは度は疎水性と言って水を葉軸性質があるため、下手すると水の上に浮いた状態でクルクル回ってるだけのことも・・・

水が溜まったら洗剤を良く溶かし、押し洗いや服を入れて揺らし洗いなどし最初に一手間掛け手洗い、その後のすすぎから脱水までを洗濯機に任せる。

洗濯機任せにして洗っていると洗えて無くて汗による変色など出てしまったりすることが多くなっています。

色が出やすい素材、色の濃い服はどう洗う?

水に洗剤を入れると浸透力が上がり、汚れも落ちやすくなります。
時間とともに浸透した水(洗剤)により繊維が膨張します。

繊維が膨張すると繊維の目も広がりながら緩み風合い変化が起こり、同時に色づけている染料も緩んだ繊維から出やすくなるため色滲みや色移り、退色が起こります。

桶屋バケツなど使い短時間で洗うことにより繊維の膨張を押さえ、風合い変化や色滲みや退色なども押さえて洗うことができます。

洗濯機の弱い水流で使う洗剤は中性洗剤のみ。アルカリ洗剤を使うとすすぎが弱く洗剤残りして変色が出ることがあるので注意です。

洗剤の適量

バケツ、桶などに水を入れたら中性洗剤を少量入れ手でかき回すと泡が立ちます。
服を入れっ時、この泡がスッと消えたら洗剤が足りていない証拠です。

洗剤を足し手入れ、服を洗っても泡が消えない程度が適量の目安です。

バケツ・オケを使っての洗い方

どんな衣類でも手洗いはソフトな洗い方になるので衿や袖口など汚れる場所は歯ブラシなどでブラッシングして汚れを落とさないと汚れが落ちません。

ニットなら畳んで押し洗い、ブラウスなら漬け込んで揺らし洗いなどして洗います。
すすぎはバケツに水を変えながら2回、最後に柔軟剤に漬け込んで脱水すればOK。

ポリエステルなどシワにしたくない服は脱水時間を15~20秒くらいで止め、シワを伸ばして干せばノーアイロンで着られると思います。

脱水時間を短くするのがシワを少なく洗濯するコツです。

洗濯終了後の時間に注意

洗濯が終わってすぐに干せば色移り市内服でも、少しに時間でも放置しておくと色移りすることがあります。

特に洗濯機の脱水が終わり、濡れた状態で重なり合っていると色移りする確率がかなり高くなってしまいます。

色の濃い服でも普段洗っているから大丈夫って思っていると、ほんの10分程度重なり合っているだけで色が移ったりするので洗濯終了したらすぐに干すことが大切です。

色が移ってしまったら・・・

洗濯後、色が移っていたらすぐに洗ったときの2倍程度の洗剤を入れ洗い直します。

40℃~くらいのお湯を使って洗ったほうが取れる確率が高くなります。

乾かしてしまうと洗い直しても取れなくなりますので、干す際に色移りなどしていないかどうかの確認をします。

濡れている間位に洗い直すことで取れてくれる確率は上がります。

ワイドハイターなど酸素系漂白剤では色移りは取れません

色移りは染料が移っているので酸素系漂白剤では取ることができません。
色柄物にも安心、と宣伝しているのは染料を落とさないから、落とすことができないんです。

染料は水溶性なので水、洗剤、アルカリ、水温(高いほど落ちる)で溶け出しますが、どれくらい溶け出しやすいかは服の染められ方次第です。

色落ちがどの程度するかの目安は品質表示の洗い指定。
普通に洗濯機で水洗いが出来る服なら水洗い程度で色移りしないような染め方がされていると考えていいでしょう。

色移り まとめ

家庭洗いが増えてきてとても多くなってきた、他の服からの色移りです。
水洗いしても大丈夫か、色が移ったりしないか?の目安は品質表示に書かれている洗い指定です。

服を作るメーカーがテストして水洗いしても大丈夫と保証しているのが品質表示です。

これ、とても大切なことだけどほとんどの方が知らないし、誰も教えてくれないことなので覚えていくといいでしょう。

上の画像も色が出ていますが他の服からではなくこの本体の色が滲んでいる状態。

これは「色移り」ではなく「色にじみ」です。色にじみは家庭で取ることはできませんから、しみ抜きが上手な個人クリーニング店へご相談をして下さい。

今回ご紹介した方法では悪化させるだけの結果になる可能性高いのでご注意くださいね。

※上の色にじみ画像の元記事はここをクリック

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