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ゆうゆうのしみ抜き紹介①

しみ抜き参考価格

クイックしみ抜き1箇所 

500円(店頭サービス

クイックで取れないしみ1箇所 1000円

酸化しみ抜き1箇所          3000円~

色補正が必要な場合    

+100%  複数箇所ある場合はお見積りさせていただきます。

1000件以上のしみ抜き事例ブログはここをクリック!





➀プラダTシャツの色にじみ

プラダTシャツ色にじみ取り・染色参考価格  6600円

ゆうゆうでは、お見積りを出させてもらった金額を超えること無くやらせていただいています。

(今回はここまでの色の出、色褪せは想定外だったため、染色代は手付前のお見積り金額に入っていませんでしたが
お見積り金額の代金で染色までやらせていただきました。)

今回は「Tシャツだから家庭で洗えるだろう」と洗ったところエリの黒い装飾部分から色が出て滲んでしまった事例。

品質表示の洗い指定を見ると水洗いが不可となっています。

品質表示は服の保証書の役割をしていますので家庭で洗いたい服を購入する場合はこの表示の確認が大切。

服の洗い方は服の作られ方に依存していますので、水洗いに耐えられない服作りをしていれば服はだめになってしまいます。

色にじみ除去と染色で修復

今回はテスト段階で、水で濡れだけでも色が滲んでくる状態でした。
黒い部分は色止め加工が効かない染色方法・・・というより色をただ上に乗せてあるだけの状態。

おそらく汗をかいただけでも色が滲んでくる、そんな状態でした。

レースを本体に縫い付けてあるため、簡単に取り外すことができず、付けたままの状態で処理を開始。

最終的には黒い部分から色が出切るまで落とさないと止まらない状態でした。

色を出し切り、洗いの中で取れずに残った部分をしみ抜きで取り、白い部分に付かないよう襟部分を染色して仕上げています。

プラダ(PRADA)クリーニング(飾り衿から色滲み・色落ち修復~詳しい説明ブログはここをクリック!

➁グッチシルクスカーフしみ抜き+色修正事例

グッチシルクスカーフしみ抜き+色修正参考価格  

酸化・還元しみ抜き 5500円 
色修正       3300円 
クリーニング    1980円  
合計        10780円

シルク製品でも和服でも、ついてすぐのしみなら取ることができます。

シルク製品は素材がデリケートなこと、色柄物の色が簡単に抜けてしまう製品となるため染み抜きができるお店はとても少なくなります。

しみがついて時間が経ちシミの酸化が進むと繊維自体が変異し黄ばみます。
変異での黄ばみが出てしまうと何をやっても取れないシミとなってしまいます。

たとえ正絹の着物でも、しみがついても早ければほとんどのシミは取ることができます。

しみ抜きと色修正の説明

今回のシミは何年も使わずしまって置いたら出てきたシミ。
シルクはシミがついて時間が経つと繊維の変異が出るだけではなく、繊維の性抜けが起き、濡らすととたんに破れたりするようになります。

今回はテストした結果、繊維の性抜けまでは起きていないこと、変異もほとんど出ていないと予測。

シルク繊維を解かさないよう濃度としみ抜き温度を調節して酸化処理にょるしみ抜き。
酸素結合による黄ばみを除去するために還元処理をして酸素結合を外していきました。

黄色く変色したシミ部分に柄の先端がかかっており、緑色の柄が色抜けし黄色くなったため、色修正。

抜けた色を補色して違和感がない色に直して仕上げていきました。

グッチシルクスカーフしみ抜き 色修正記事はここをクリックしてご覧ください。



③ポロ・ラルフローレン糸からの色にじみ

ポロ・ラルフローレン色にじみしみ抜き参考価格

色滲み取り・色止め   5500円

色滲みをしみ抜きすると、乾きながらまた色が滲みだしてくる状態。

乾きながら色にじみが出てこないよう、しみ抜き後に色止め加工をしてのしみ抜き。

色滲み取り~滲んだ原因は・・・?~の記事はここをクリックしてご覧ください。

メーカーから保証が受けられる事例です。

今回のラルフローレン ブルゾンは同業者から事故品の修復依頼品です。
品質表示の洗い指定を見ると40℃以下なら普通に洗濯機で洗える表示になっています。

大切なことなのでこれからも何度も書きますが、この品質表示はこの服の保証書です。
指定通り洗って今回のような不具合が出た場合、メーカーに保証責任があります。

品質表示の一番下にこの商品を扱っている会社の住所、電話番号が記載されていますが、住所か電話番号を記すことが法律で義務付けられています。
不具合が出た場合はここに連絡をし相談をします。

どうしたらよいかわからない場合は 188番(消費者庁総合案内)に電話すると最寄りの消費者相談センターを案内してくれます。

法的見解も含めアドバイスしてくれる公的機関なので相談は無料です。
覚えておくと困ったときに便利ですよ。

今回の事例の状態は保証対象となります。

シミ抜き方法

今回は同業者から事故品のシミ抜き依頼ですがメーカー保証してもらえなかった理由があります。

今回はシミ抜きで比較的簡単に除去できたのですが、乾きながらまた色が滲んでくる・・・

しみ抜き前に強い色止めをしてしまうと滲んだ色も定着して落ちなくなってしまいます。

しみ抜き後、すぐに色止めして色を定着させてから乾かすことで滲むことなくシミを除去できました。

メーカー保証にできなかった理由、詳しい説明は下のリンクをクリックしてご覧ください。


④大量についた血液のシミ

血液のシミ抜き参考価格

ウールシャツ      3300円
ウールズボン      3850円

大量についているためしみ抜きではなく全体復元洗いで除去。

血液のシミは時間の経過とともに取れにくくなる代表的なシミです。
血液のたんぱく質が固まるととても取れにくくなるため、取れ具合をテストしてからお見積りとなります。

血液のしみ抜き

今回は事故に遭われた方を助けた際、大量についてしまった血液です。
大手クリーニング店だと血液が大量についていると血液から感染症の可能性があるため断られる可能性があります。

今回は血液自体は固まっていたものの、比較的取れやすい状態でしたのでシャツ、ズボンとも全体復元洗いで取っていきました。

酵素分解で取っていく場合、固まってしまったたんぱく質を酵素で分解していきます。
ウール、シルク製品はタンパク質から作られている繊維なので、あまり分解力を上げてしまうと繊維自体も分解されてしまうため糸が溶けて脆化(ぜいか・溶けて細くなる)してしまいます。

血液のシミは日ごとにどんどん固まって取れにくくなり、ウール、シルクについて固まってしまうと取れる業者はとても少なくなってしまうしみ抜きとなります。

特にシルクについた血液は取れるお店はごく少数となってしまいますので、ついたらとにかく早くシミ抜きしてもらってください。

今回の詳しい事例は下のリンクからご覧いただけます。


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