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ユニクロ ライトダウンクリーニング他~親の思い~

参考価格と注意点

ライトダウン      2500円(税込み2750円)~
シームレスダウン    3000円(税込み3300円)~
ノーブランドブルゾン  1800円(税込み1980円)~

ボンディング加工、コーティング加工の劣化による不具合は保証できません。
ユニクロは3年程度で寿命と公表されていますがすべて経時劣化(時間とともに寿命)する加工です。

洗うことに耐えられない程度まで加工劣化が進んだ状態でクリーニングすると駄目になってしまいます。

寿命は作るときに使う材料、使用環境に依存していきますので同じブランドの服でも服ごとに寿命は異なります。



◆ ユニクロライトダウン クリーニング~親の思いとは~

ユニクロのライトダウンです。
このライトダウンは家庭で洗うことを前提に考え作られていると思います。

ユニクロは3年程度で寿命と公表していますので寿命が来るまでは手軽に洗いながら綺麗に使い、ダメになったら買い替えていくって使い方の服になると思います。

ゆうゆうの場合、ハイブランド品や大切な服のクリーニングをお預かりすることが多くユニクロのライトダウンを洗う機会ってなかったんですが・・・

ここ数年少しずつライトダウンの依頼だけじゃなく、家庭で洗えるブルゾンや服なども依頼される機会が増えてきています。

まずはこのライトダウンですが、初めてのお客様でした。
お客様から最初に言われたのが、買いなおしたほうがいいと思うんだけど・・・でした。

施設に入っているお母さんがずっと愛用しているダウンで、

「これじゃなきゃダメ!」

まだまだ着られるからもったいないって思い、自分の子供が用意してくれた服だからこれじゃなきゃダメ。

お母さん、お父さんからこの服じゃなければダメって思いをもって相談に来られるお客様が増えてきたって事なんです。

先日はずっと愛用している毛布と敷布を持ってこられたお客様がいらっしゃいましたが、
おふくろがこれじゃなきゃダメ!買い替えない!!って事でご相談に持ってこられました。

若い世代のお客様がご自身のライトダウンをもって来られることもありますが、自分で洗えるよって教えてあげると持ち帰ってご自身で洗います。

自分で洗えない服をご依頼いただき、自分で洗える服は自分で洗いたいって思ってもクリーニング店で聞けないですよね。

ゆうゆうでは相談もお持ち帰りも自由です。言いにくそうな感じがわかればお持ち帰りできるよう背中を後押ししています(笑)

という事でユニクロライトダウンクリーニングです!

ユニクロライトダウンクリーニング 仕上がり

画像ではよく見えなかったかもしれないけど全体的にこすれついた汚れでかなり黒ずんでいた状態。
この全体の黒ずみは洗濯機でガラガラと洗っても落ち切らずに残ってしまいます。

持っている方ならライトグレーのこのタイプが真っ黒になるって、「そうそう!」って思うんじゃないかな。

あまり負荷かけずにできる限り綺麗に洗う技術は高級ブランド品の復元洗いの応用です。
ハイブランド品はデリケートな服も多くソフトに綺麗に洗うことが大前提でクリーニングをしています。

ユニクロダウンの説明をするとお客様ご自身もわかっていて

「ダメになったら買い替える口実もできるから大丈夫です」っと。

金額ではなくお母さんの思いを持ってこられたんだなって実感できたご依頼でした。

綺麗にするためにはどうしても手間がかかりますのでユニクロでも当店の場合2500円(税込み(2750円)~となります。

特殊しみ抜きなどはしませんので洗って落とせる分しか落ちませんがかなりきれいに洗うことができます。

◆ お父さん愛用のブルゾンを綺麗にしてあげたい

ご高齢となったお父さんがずっと愛用してきているブルゾンとの事。

他の服はあるのにこれしか着ていないとの事で、しまうタイミングで綺麗にしてあげたいと思いご相談にもって来られました。

自宅でも洗っているけど綺麗にならないからクリーニングに出したけどやっぱり綺麗にならない・・

そんな時、当店の事を教えてもらったとの事でした。

品質表示を見てみると・・・

品質表示の洗い指定

上の洗いマークの意味は左から

30℃以下の手洗い
漂白は塩素系、酸素系とも不可
アイロンは中温(140~160℃後以下)で当て布使用
ドライクリーニングは不可
日陰干し

となります。
古い洗い指定マークなので今の改定後のマークとは違っています。

このポリエステルブルゾンは手洗いでは綺麗になりません。
特にこすれついている、袖口の黒ずみは落ちることは無いです。

お客様は普通に洗濯機で洗ったとの事でしたがそれでも落ちないのがこすれつく汚れです。

クリーニング店も基本表示の指示通りに洗っていくため、指定通りの30℃以下の手洗いで洗っていると、全くと言っていいほど汚れ落ちません。

この手の汚れは洗い方を工夫しても落ちない汚れになるので洗う前にしみ抜きで落としていきます。


ソフト洗いでも綺麗にするためのしみ抜き

このブルゾンもかなり使い込まれているので傷みも出ています。
綺麗にしようと強い洗いをすると破れたり傷が広がったりしますのでソフトに洗いたいところ。

でも ソフトに洗う=汚れ落ちも悪くなる ので綺麗にするためには洗いでは落ちない部分をしみ抜きで落としていきます。

ハイブランド品と同じ扱いというか洗い方は同じで、同じように手間をかけています。

ブラシ掛けはせず生地を傷めない超音波しみ抜き機で落としています。

お父さん愛用のブルゾン 仕上がり

お客様もそれなりには綺麗になるだろうと思っていたようですが、当店の仕上がりを
まじまじと見ながら「ここまで綺麗にできるんですねぇ・・・:」とビックリされていました。

ボールペンのシミも袖裏の汚れも淵周りの汚れもポケット回りもとても綺麗にできています。

もちろん100%は落とせませんから、洗いながらしみ抜きして落とせる分しか落ちない、と説明させてもらっています。

「クリーニング店に対する考え方が変わりました」っておっしゃっていました。

金額は関係なくできる限り丁寧にやってもらいたい、綺麗にしてあげたい服が必ずしも高額品ではないんです。

ゆうゆうは「ライフタイムクリーニング」を理念としています。

生まれてからずっと着ていく服を
生涯寄り添い綺麗で清潔におしゃれを
楽しむお手伝いをしていく事

綺麗にしてあげたいって思う服がございましたらご相談ください^^

参考価格 袖、襟しみ抜き、ボールペンのシミなど含め今回は 2500円(税込み2750円)


◆ クリーニング店はどこも同じではなく大きく分けると二通りあります。

時代の流れに合わせてクリーニング店も変わっています。
クリーニング店ってチェーン店もゆうゆうのような個人店でもやることは同じでしょ、と思われている方も多いと思います。

実際、「どうせやる事は同じでしょ!!」ってお客様から言われたこともありますが・・・

服を洗うって部分は一緒だけど大きく分けると二通りあり仕事内容も設備も全く異なります。

チェーン店との一番の違いは、当店のようなお店ってチェーン店ではやらない仕事をしようとしているお店なんです。

たとえ高品質で有名なチェーン店と比べても、その会社でやらないことをやろうとしているのが技術のある個人クリーニング店なんです。

だから、チェーン店でできない事はやっぱり出来ません・・・では仕事として成立しないんです。

大きくなる企業は再現性を追求していきます。

私は38年この仕事一筋でやってきています。
私と同じ技量と知識を持った若者を育てようと思ったらとても大変。
洗いからしみ抜き、皮革、和服、部分染めから丸染めまでほとんどの事をやっているし必要な知識を持っています。

これをもっと簡単に、パートさんでも職人に近い仕上がげが出来るようにしていく事が再現性です。
10年かけて人材を育成しなくても、パートさんが機械に服を着せてスイッチ押すだけで同じように仕上がれば安く早く綺麗にできるって事です。

クリーニング業界で言えばその筆頭はYシャツクリーニングです。
150円、200円くらいの価格で洗って仕上げるって1枚ずつ手で仕上げていたらできません。

職人が仕上げても手仕上げだと1枚10分程度はかかるしパートさんにいきなりやれって言ってもできる仕事ではないんです。

それを洗って濡れた状態のまま仕上げに入り、スイッチ一つで1分~2分かからず完全乾燥させ仕上げることができるんです。
今の機械は性能も手仕上げよりきれいに仕上がっていたりします。

何十年とやっている職人の仕事をパートさんが仕上げても同じような品質で見事に再現しています。

Yシャツ一枚150円~200円程度の価格で提供するために数百万円の設備が必要です。
さらに毎日1000枚程度のシャツを集める技術があります。集荷も技術です。

でも再現出来ないことがあります。

「機械やパートさんに簡単には再現できない事をやっていく」事が当店の仕事です。

だから当店は地元チェーン店さんとは「商売敵」にはなっていないんです。
お客様から難しいシミ抜きを相談されたり、事故品、クレーム品など出てしまった場合、相談に持ってこられます。

お互いやろうとしている仕事は全く違いますし昔とは時代も変わっていますので、同じ地元同士持ちつ持たれつできたらいいなぁって思っています^^

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