取り換え前画像はページトップの画像になります。

かなり古いけど思い入れがあるので金額がかかっても裏地を直したい、そんなご相談です。

キュプラ素材ですが、キュプラは年月が経つと繊維の性が抜け破れたりするようになります。

今回の場合、破れた個所を補修といっても生地自体性が抜けていると縫った部分からまた破れていきます。

駄目な部分を切り取り違う生地を移植して縫い合わせて直すか、裏地全部を取り変えていくか・・・

ご相談時は背中部分のみ取り替えでしたが、袖裏もかなりボロボロになっていたため袖裏まですべてを作り直し取り替えています。

取り替える素材はまたキュプラを使うかポリエステルを使うか・・・

扱い的にはポリエステルのほうがしわになりにくく生地も強くなります。

素材の特徴をご説明し、ポリエステルで裏地を作り取り替えとなっています。

革ブルゾン裏地総取り換え参考価格　　　　18000円（税込み19800円）

履きやすく気に入っているスカートなのでかなりよく使われたとの事。

履くときに敗れた個所に引っかかるから注意していたんだけど破れが大きくなっていたため足が引っかかり大きく避けてしまったとの事でした。

破れた個所を見ると履くときの擦れにより生地が薄くなっている状態。

着れた部分は座る際、毎回折れ曲がる部分が弱くなり切り取り線のようになり裂けています。

事務服でよくありますね。

破れた個所を縫って補修するには生地が弱すぎるため一時しのぎにしかならない状態です。

傷みが出ていない部分の生地はポリエステルなのでしっかりしているため、生地を移植して補修することになりました。