Job Description
事例・参考価格

羽毛の臭い取り

羽毛の臭い取り

作業概要

羽毛製品は天然の水鳥の羽根が入れられています。
保温性があり軽いのに温かい秘密は、羽根が広がって空気をたっぷり含み、着て温まった空気の層が作られるからです。

この羽根は羽軸に生きているときの油分が残されていて、この油分がなくなると傷んで羽が開かなくなってしまいます。
羽毛協会に問い合わせると、ドライクリーニングは脱脂するため、1~2回もドライクリーニングされると羽毛が広がらなくなる、と言われています。
羽毛のクリーニングは水洗い!と言われているのはこのためですね。

羽毛は服の中に入れられる前段階で殺菌され、血液成分や油分を洗い流されていますが、完全に油分を抜いてしまうと羽が広がらなくなるため、処理する国の基準に従い、油分が残されています。
生きているときの0.1%~0.5%程度油分が残されていて、油分が多いほど臭いが出てきます。

0.1%程度の残留量であればほぼ無臭と言われますが、油分が少ないとドライクリーニングの際、抜けきって広がらなくなってしまう可能性も高くなりますので、一長一短です。

臭いは温まるほど、湿気が多いほど強く出てくるため、日本の環境は特に臭いやすい環境にあります。
乾いている時や、着ていない時は臭わず、着て温まってくると臭うのも同じ理由です。

当店では、羽毛の特徴を踏まえ処理をしていく方法を独自で確立。
臭いの元となる生きている時の油分を抜き臭いを軽減し、羽毛がまた広がるように、必要に応じて無臭の油分を羽軸に補給する方法で処理していきます。

この方法により表生地が水洗いできないウール、カシミヤ、皮革ダウンでも羽毛を傷めることなくドライクリーニングすることができます。

この方法はどこも取り組んでいない新しいドライクリーニング方法として認められ、経営革新も取得しています。

参考料金(税込)

ダウンクリーニング
4,200円~9,350円
消臭殺菌
+2,000円
  • ※ダウンクリーニングの料金は着丈や羽毛の量によって変わります。
    ※羽毛の臭い取りをしていく場合、「クリーニング」と「消臭殺菌」がセットになります。
    ※羽毛自体のニオイもあるため、完全に無臭になることはありません。蒸気で蒸し、嫌な臭いが強く出てこない程度になります。
    ※一度で取り切れない場合、同料金内で3回までやり直し、一番取れた状態でのお渡しになります。
    ※通常のクリーニングと違い、長い時間の処理になるため、表面にスリ傷のような色抜けが起こるものが極稀にあります。ご了承いただけない場合、お受けする事はできません。
    ※ドライクリーニング不可能な商品に関しましては、メーカーの保証対象外になるため、加工の溶け出し、付属品の溶解、プリントの剥がれ等、予期しない不具合が出る可能性もあります。どうしても…という方は、直接ご相談ください。

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