
白い服なら塩素でシミは取れる?実は、かなり危ないシミ抜きになるんです。
塩素の漂白では油などを落とす事はできないので何でも落とせるわけではないんです。
しかも色んな繊維、加工剤に反応すると変色も起き繊維自体をかなり傷めてしまうのが塩素です。
今回は、あまりにも簡単に塩素を使い事故が起きているので、目には見えない傷みを可視化し、傷みと変色の原因を詳しくご説明します。
静岡県浜松市 クリーニング・しみ抜き専門店
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
最近ものすごく多い、塩素系漂白剤でしみ抜きしていきなり黄ばんだ、変色が起きたというご相談です。
今回のTシャツはお受けした時、「数年前に洗ったら色が移ってしまい、クリーニングに出したけど取れなかったけど取れますか?」と言ったご相談でした。
色移りは綺麗に取れましたが、取れたあとに残った黄ばみが…
お受けした時は色移りで見えなかった黄ばみです。
今回の色移りは地色も白だし取れるだろうと思いお受けしましたので色移りの画像は撮っていません。
塩素による変化は
・服に付けられている加工剤が塩素に反応して変色する
・蛍光増白剤が塩素に反応して変色する
・繊維自体が傷み変質したりして変色する
等があります。
ウール、カシミヤなど獣毛、シルクはちょっと濃い濃度の塩素を付けるとほぼ確実に変質しながら変色しなおす事ができなくなります。
しみ抜きには絶対に塩素はNG・・・
今回は蛍光増白剤ってどんなもの?綿の白でも塩素は繊維が傷み直せなくなる、
のご説明です。
白い綿製品の傷みはパッと見てもわからないと思いますので可視化してご説明していきます^^
◆塩素は何でも落とせる万能しみ抜き剤ではありません

まず、塩素は何でも落とせるわけじゃありません。
油汚れに塩素、よくわからないシミは塩素、白い綿や麻製品は塩素で何でも取れる!って・・・
思っている方って、結構いらっしゃいます。
キッチンハイターなどの塩素はアルカリが強いので、アルカリによる洗浄力はありますが、漂白剤成分そのものに洗浄力があるわけではありません。
塩素はいろんなものに反応して腐食させたり、変色させたりします。
また、綿や麻などは繊維を脆化(ぜいか・糸が溶けて細くなる)させるため、ものすごく傷みます。
傷むと、繊維が破れたりするようになります。
台所で使っているお布巾を塩素で殺菌しながら使っていくと、絞った時に繊維がブチブチ切れるようになります。
塩素の脆化(ぜいか・繊維が溶けて細くなる)による傷みですが、衣類でも同じことが起こってきます。
破れなくても、繊維はかなり傷んでいます。
目には見えませんが・・・今回はそれが目に見えるので、一目でわかります。
では、どんな不具合が起きてくるか・・・
上画像は蛍光灯の下で見た状態ですが、ぱっと見はきれいに見えます。
右はブラックライトを当ててみた状態です。
油汚れに塩素、よくわからないシミは塩素、白い綿や麻製品は塩素で何でも取れる!って・・・
思っている方って、結構いらっしゃいます。
キッチンハイターなどの塩素はアルカリが強いので、アルカリによる洗浄力はありますが、漂白剤成分そのものに洗浄力があるわけではありません。
塩素はいろんなものに反応して腐食させたり、変色させたりします。
また、綿や麻などは繊維を脆化(ぜいか・糸が溶けて細くなる)させるため、ものすごく傷みます。
傷むと、繊維が破れたりするようになります。
台所で使っているお布巾を塩素で殺菌しながら使っていくと、絞った時に繊維がブチブチ切れるようになります。
塩素の脆化(ぜいか・繊維が溶けて細くなる)による傷みですが、衣類でも同じことが起こってきます。
破れなくても、繊維はかなり傷んでいます。
目には見えませんが・・・今回はそれが目に見えるので、一目でわかります。
では、どんな不具合が起きてくるか・・・
上画像は蛍光灯の下で見た状態ですが、ぱっと見はきれいに見えます。
右はブラックライトを当ててみた状態です。
◆塩素で出る、直らなくなる不具合

ブラックライトを当てたTシャツのアップ画像と並べてみました。
パブなどブラックライトの照明を使っている所で、白い服が青白く光っているのを見たことないですか?
ブラックライトを当てると、蛍光増白剤は青白く光ります。
紫外線を吸収すると青白い光を放ち、黄ばんだ色やくすんだ色を白く見せるのが蛍光増白剤です。
綿、麻などの天然繊維は、すべてが真っ白ではなく、黄ばんでいたりくすんでいたりするため、きれいな白に見せるため、白い服には蛍光増白剤がのせられています。
この蛍光増白剤というのは蛍光染料とも呼ばれ、染料と同じように繊維に浸透して、染まるようにつけられています。
染料と同じようなものなので、酸素系漂白剤なら簡単に落ちないのですが
塩素を付けると取れてしまいます。
塩素を色柄物の服に付けると、色が抜けるのと同じです。
落ちたら乗せれば(染めれば)直せる・・・って思われる方もいらっしゃると思いますが、塩素で抜けてしまうと、落ちるだけじゃなく、繊維の傷みが原因で染まらなくなってしまうんです。
パブなどブラックライトの照明を使っている所で、白い服が青白く光っているのを見たことないですか?
ブラックライトを当てると、蛍光増白剤は青白く光ります。
紫外線を吸収すると青白い光を放ち、黄ばんだ色やくすんだ色を白く見せるのが蛍光増白剤です。
綿、麻などの天然繊維は、すべてが真っ白ではなく、黄ばんでいたりくすんでいたりするため、きれいな白に見せるため、白い服には蛍光増白剤がのせられています。
この蛍光増白剤というのは蛍光染料とも呼ばれ、染料と同じように繊維に浸透して、染まるようにつけられています。
染料と同じようなものなので、酸素系漂白剤なら簡単に落ちないのですが
塩素を付けると取れてしまいます。
塩素を色柄物の服に付けると、色が抜けるのと同じです。
落ちたら乗せれば(染めれば)直せる・・・って思われる方もいらっしゃると思いますが、塩素で抜けてしまうと、落ちるだけじゃなく、繊維の傷みが原因で染まらなくなってしまうんです。
◆蛍光増白剤を落とし、蛍光増白をやり直す純白加工

右の画像は同じ画像ですが、蛍光増白剤を一度落とし、乗せ直した画像です。
色が抜けた服を染め直す場合、ムラにならないよう一度色を抜いてから染め直すことで、色ムラを抑えて染めることができます。
色の濃淡がある状態だと、濃い部分と薄い部分の色の差がどうしても残ってしまうため、色を抜くという作業と、繊維を染まりやすいコンディションに戻すという2つの工程を同時に行っていきます。
蛍光増白剤も同じように、一度キレイに取ってから乗せ直す方が、ムラを抑えて直せる可能性が高くなると考えています。
きれいに直るものと直せないものがありますが、やってみた結果を見ないと判断できません。
塩素で変色が起きた場合、直るか直らないかの判断は、ブラックライトである程度分かります。
画像のように色が黒ずんでいる部分が、蛍光増白剤で染まらない部分です。
今回は色移りを取った後に黄ばみに気が付き、蛍光増白剤を乗せ直した後、ブラックライトで確認をしています。
クリーニングに出しても落ちないと、自分で頑張って落とそうとすることってよくありますね。
でも、大切な服でどうしても落とさなければいけない場合は、しみ抜きを得意とするクリーニング個人店へ、まずは相談してください。
家庭で付くような一般的なシミであれば、ほとんどは落とせると思います。
塩素で変化が起きてしまうと、ほぼ直らなくなるので、塩素を使う時は最終手段としたほうがいいかと思います。
色が抜けた服を染め直す場合、ムラにならないよう一度色を抜いてから染め直すことで、色ムラを抑えて染めることができます。
色の濃淡がある状態だと、濃い部分と薄い部分の色の差がどうしても残ってしまうため、色を抜くという作業と、繊維を染まりやすいコンディションに戻すという2つの工程を同時に行っていきます。
蛍光増白剤も同じように、一度キレイに取ってから乗せ直す方が、ムラを抑えて直せる可能性が高くなると考えています。
きれいに直るものと直せないものがありますが、やってみた結果を見ないと判断できません。
塩素で変色が起きた場合、直るか直らないかの判断は、ブラックライトである程度分かります。
画像のように色が黒ずんでいる部分が、蛍光増白剤で染まらない部分です。
今回は色移りを取った後に黄ばみに気が付き、蛍光増白剤を乗せ直した後、ブラックライトで確認をしています。
クリーニングに出しても落ちないと、自分で頑張って落とそうとすることってよくありますね。
でも、大切な服でどうしても落とさなければいけない場合は、しみ抜きを得意とするクリーニング個人店へ、まずは相談してください。
家庭で付くような一般的なシミであれば、ほとんどは落とせると思います。
塩素で変化が起きてしまうと、ほぼ直らなくなるので、塩素を使う時は最終手段としたほうがいいかと思います。
◆塩素による直らない傷み まとめ

上の画像左は、ずいぶん前に自作したブラックライトをセットしたブラックボックスです。
今は見ただけで蛍光増白の色とわかるようになりましたが、このボックスに入れて蛍光増白剤の乗り(染まり)具合を確認したり、無蛍光洗剤で洗っていて黄ばんだり、色がくすんだ服のご相談時には、箱に入れてお見せするとビックリされながら納得されます。
真ん中が蛍光増白剤が載せられている白、右側が蛍光増白剤が載せられていない白で、繊維の色そのままで作られています。
蛍光増白剤は紫外線に当たると光を反射するような感じで、まぶしいような白さになるのに対し、綿素材そのものの色は反射しない自然な白さになります。
黄色くくすんだような綿は、蛍光増白剤を載せることで綺麗な生成り色、オフホワイトに見えるようになります。
だから、無蛍光洗剤で洗っていくと蛍光増白剤が染料の色落ちと同じように取れていくため、黄ばんできたり、グレーがかったような色になったりします。
この場合は、蛍光増白剤入りの洗剤で洗っていくと、また綺麗な色合いに戻すことができますが、繊維そのものの色合いで作られている服は白さが変わります。
蛍光増白剤が乗せられていないオーガニックコットンなどは、ほんのり黄なり色とかオフホワイトは白く見えるようになり、洗剤を服の上からかけるようにして入れてしまうと、洗剤が付いた部分のみ色抜けしたように白くなったりします。
最近はLED照明が増えてきて、LEDは紫外線がほとんど出ないため、屋内だとあまり効果は出ないかもしれないですね。
さて・・・塩素を付けるとどうなるか・・・
塩素を付けると繊維自体が傷んでしまい、蛍光増白剤や染料で繊維が染まらなくなってしまいます。
紹介したTシャツの色がくすんでいる部分は、蛍光増白剤が上手く付かないため、反射していない状態です。
だから、紫外線に当てると周りは白く見え、傷んだ部分だけ黄ばんで見える状態です。
例えば色柄物の服が、駅とかデパート・飲食店などのトイレや水場で、塩素によって殺菌されることが多いんです。
拭き残しの水滴などが付くと色も抜け、同じように繊維が傷み、染め直してもその部分だけ染まらなくなることって、とても多いんです。
今回はお客様に「塩素を付けませんでしたか?」とお聞きしたところ、やはり色移りを取ろうと塩素を付けたとのことでした。
ブラックライトを当てて、黄色く見えている原因をご説明させて頂きました。
キャップに取って、かけるようにして付けたので、塩素が付いた部分がそのまま蛍光増白剤が付かなくなっています。
塩素はいろんなものに反応し、分解し、傷めたりもします。
今回は太陽光が当たる屋外で見ると黄色く見えるけど、屋内ではほぼわからないと思います。
これが黒とか紺などに染められている繊維だと、着られるレベルに染められない可能性が高くなります。
何より繊維をかなり傷めます。
白でも塩素漂白を繰り返すと、着ている時に少し力がかかると、びりっと破れたりすることもあります。
酸素系漂白剤を上手に使えば、色素系のシミのほとんどは落とせますので、
塩素はどうしても落とせないときの最終手段としたほうが無難です。
酸素系漂白剤では染料の色をほぼ落とすことができませんので、色移りした服に使っても落とすことができません。
染料が落ちてしまうと、色柄物に安心して使えなくなりますから・・・
今は見ただけで蛍光増白の色とわかるようになりましたが、このボックスに入れて蛍光増白剤の乗り(染まり)具合を確認したり、無蛍光洗剤で洗っていて黄ばんだり、色がくすんだ服のご相談時には、箱に入れてお見せするとビックリされながら納得されます。
真ん中が蛍光増白剤が載せられている白、右側が蛍光増白剤が載せられていない白で、繊維の色そのままで作られています。
蛍光増白剤は紫外線に当たると光を反射するような感じで、まぶしいような白さになるのに対し、綿素材そのものの色は反射しない自然な白さになります。
黄色くくすんだような綿は、蛍光増白剤を載せることで綺麗な生成り色、オフホワイトに見えるようになります。
だから、無蛍光洗剤で洗っていくと蛍光増白剤が染料の色落ちと同じように取れていくため、黄ばんできたり、グレーがかったような色になったりします。
この場合は、蛍光増白剤入りの洗剤で洗っていくと、また綺麗な色合いに戻すことができますが、繊維そのものの色合いで作られている服は白さが変わります。
蛍光増白剤が乗せられていないオーガニックコットンなどは、ほんのり黄なり色とかオフホワイトは白く見えるようになり、洗剤を服の上からかけるようにして入れてしまうと、洗剤が付いた部分のみ色抜けしたように白くなったりします。
最近はLED照明が増えてきて、LEDは紫外線がほとんど出ないため、屋内だとあまり効果は出ないかもしれないですね。
さて・・・塩素を付けるとどうなるか・・・
塩素を付けると繊維自体が傷んでしまい、蛍光増白剤や染料で繊維が染まらなくなってしまいます。
紹介したTシャツの色がくすんでいる部分は、蛍光増白剤が上手く付かないため、反射していない状態です。
だから、紫外線に当てると周りは白く見え、傷んだ部分だけ黄ばんで見える状態です。
例えば色柄物の服が、駅とかデパート・飲食店などのトイレや水場で、塩素によって殺菌されることが多いんです。
拭き残しの水滴などが付くと色も抜け、同じように繊維が傷み、染め直してもその部分だけ染まらなくなることって、とても多いんです。
今回はお客様に「塩素を付けませんでしたか?」とお聞きしたところ、やはり色移りを取ろうと塩素を付けたとのことでした。
ブラックライトを当てて、黄色く見えている原因をご説明させて頂きました。
キャップに取って、かけるようにして付けたので、塩素が付いた部分がそのまま蛍光増白剤が付かなくなっています。
塩素はいろんなものに反応し、分解し、傷めたりもします。
今回は太陽光が当たる屋外で見ると黄色く見えるけど、屋内ではほぼわからないと思います。
これが黒とか紺などに染められている繊維だと、着られるレベルに染められない可能性が高くなります。
何より繊維をかなり傷めます。
白でも塩素漂白を繰り返すと、着ている時に少し力がかかると、びりっと破れたりすることもあります。
酸素系漂白剤を上手に使えば、色素系のシミのほとんどは落とせますので、
塩素はどうしても落とせないときの最終手段としたほうが無難です。
酸素系漂白剤では染料の色をほぼ落とすことができませんので、色移りした服に使っても落とすことができません。
染料が落ちてしまうと、色柄物に安心して使えなくなりますから・・・