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第7章「革クリーニング」靴・ブーツクリーニング(ブランド品、プレミアスニーカークリーニング など)

ゆうゆうの靴、ブーツクリーニングはすべて一点ずつ手洗いさせて頂くため
スニーカーでも4000円(税込み4400円)~となります。

しみ抜き、色直し、染め替えなどは別途お見積りとなします。

革製品はクリーニング、ワックス仕上げがセットになっています。

革靴参考価格   クリーニング・ワックス仕上げ 5000円(税込み5500円)~
※ 色褪せ、色剥げも顔料ワックス仕上げすることほとんどの靴は色補修ができます。

クリーニングと全体同色染め直しで10000円(税込み11000円)~
顔料ワックスでは直らない場合は染色となります。

ブランド同士のコラボ品、高額プレミア品は必ず受付時にお伝えくださるようお願いします。

※ 数十万の価格が付くプレミア品でも新品時の価格が2万円の場合、数十万円の付くられ方になっていません。洗う際含ませる水分量、しみ抜きやソール部分の洗浄方法なども状態と様子を見ながらの作業になります。

プレミア・ハイブランドスニーカークリーニングはスニーカークリーニングの+100%が目安。
参考価格 ハイブランドスニーカークリーニング  8000円(税込み8800円~)




◆ ハイブランドコラボスニーカー 購入時20万円 プレミア価格100万円

クリスチャンディオールとナイキのコラボスニーカーです。
購入は抽選、価格は20万円位との事。

プレミアがついて最高額は100万円まで金額が上がったスニーカーとの事でした。
アディダスでも購入は抽選、プレミアがつく事前提で販売されるスニーカーもあり、ほんの3~4年で10倍~20倍くらいのプレミア価格になるものもあります。

2万円のスニーカーが20~30万に。
プレミアがつく事前提のスニーカーは見ても判断できませんので、お客様にお聞きしています。

20~30万円のスニーカーがたくさん依頼されている事に驚きました。

このスニーカーはまた別格だったので洗っている工程も写真に撮っていきました。

ハイブランドスニーカーは基本このスニーカーと同じように洗って慰安すので参考にしてください。

① ハイブランドコラボスニーカー洗い工程

ハイブランド品はすべて手作業で洗っています。
このスニーカーはそれほど古いものではなく劣化も出ていない状態。

作業の一部しか撮れていませんが洗って綺麗にするというより負荷をかけないよう1足しみ抜き工程できれいにしていくといういめーじです。

古いものは水分を含ませると劣化している部分がぼろぼろと崩れてきたり、水分を含ませて時間をかけてしまうと崩れる、劣化した材料がしみだしてくるなど起きてくるので、その靴の状態に合わせて作業工程は変わっています。

② ハイブランドコラボスニーカークリーニング工程

このすにーかは劣化も出ていない状態、お客様ご自身がそれなりに履いて使っているという事でしたので手早く丸ごと得受け込み洗っていきました。

抗菌、殺菌剤を入れ除菌目的でつけ置きしていますが、靴の場合白癬菌(水虫菌)も不活性化できる殺菌剤を使用。

この場で詳しくはかけないのですが(薬事法に引っかかるため)は水虫に対しては効果絶大。

水分をあまり含ませられない場合、内側にスプレーして殺菌していますが使いながら脱落してなくなるまで効果は持続すると思います。

ハイブランドコラボスニーカークリーニング 仕上がり

そして仕上がりです。
預かる前と後では、単純にきれいになっただけで何の変化も出ていません。

服でも同じだけど、変化なく汚れやシミだけが落とすこと最上です。

ソール部分は画像にはないけどもう一手間かけ黄ばみ除去しています。

ハイブランドコラボスニーカークリーニング 仕上がり

お客様が気にされていたシミの部分のアップ画像です。
しみ抜きで落としていきましたので綺麗に除去できています。

靴ひもは基本外して洗います。
ブランドロゴなど入っている靴ひももあり、替えが効かない紐はクリーニング、しみ抜き、漂白とやっていきますが、紐を綺麗にするのは結構手間がかかってしまうため1000円~2000円程度かかります。

単純に白いどこでも売っている紐なら買いなおしていただいたほうが綺麗で安く交換ができます。

ここまでのプレミアがついたスニーカーは滅多にないと思いますが、一般的に5万円以上になると一般的には靴・ブーツでもスニーカーでもかなり高額でした、と言われる価格帯になります。

高額品、プレミア品の場合は受付時に必ずお伝えくださるよう、お願いします。

◆ クロケット&ジョーンズ べた塗り塗装されてしまった事例

クロケット&ジョーンズです。
他店で手付けたモノのやり直し今現在お受けしていません。
ペンキを塗ったような質感になった、一度ではがれたってご相談
があるため、事例として説明とご紹介させて頂きます。

クリーニング店ではないお店ですが、出す前とは別物の仕上がりに・・・

知り合いから結構上手との話を聞いたから依頼したとの事でしたが、仕上がりは出す前と別物に。
履けないわけじゃないか・・・と思い履いてみたところ折れ曲がる部分は簡単に色が剥げてしまったとの事でした。

通常なら色落ちしないクリーナーで軽くふいてみたところべったりと色が落ちてくる・・・
あまりにひどいので依頼したお店に言ってみた?ってお聞きしてみたところ・・・

こんな仕事を平気でするお店できれいに直るとは思えないし、できるなら最初からやっているでしょ・・・とのお返事でした。

ペンキを塗ったような質感

最初の状態を見ていないので、新品時がどんな色合いでどんな風合いであったかわかりませんが・・・
あっちこっちも塗装剥がれがあり、筆塗りしたなって塗り感も見えている状態。

ペンキを塗られたような質感、と言われるのはこんな感じの仕上がりになっているってことです。

この状態のやり直しかなりたくさんやってきています。
だからこの靴もやろうと思えばできるんですが、手間がかかりすぎるためお受けできないんです。

工程を見て頂くと理由もわかって頂けると思います。

塗装除去

簡単に剥がれてくる塗装の上に何かを重ねても下からはがれてくるため意味がありません。
剥がれてくる塗料をとにかく綺麗に除去していくわけですが、液状のものをべったり塗られているため縫製糸の中にも染み込んでいるしソールと革の間にもべったりと塗料が入り込んでいます。

先端の折れ曲がる部分のシワの奥まで入り込んでいます。

この塗料を取る、乾燥させ除去しきれなかった部分を再度落としてまた乾燥を繰り返し、最終的には細かな部分に入り込んだ塗料は爪楊枝で書き出すようにして除去しています。

除去後の画像がこの状態。

刷毛で塗っている画像は除去する際、揮発性溶剤で塗料を溶かし取っているため油分も取られ脱脂していますのでワックスを入れているところです。

簡単に紹介していますがここまでがものすごく手間かかる作業にアンっています。

ワックス仕上げ

ワックスを入れた状態、ワックスを入れてから乾燥させた状態、片側だけ艶出しをした状態です。

今回はワックスをたっぷりと入れることで綺麗に色が戻ってきたのがわかります。

塗ってしばらく置くと革がワックスを吸い込み色が薄くなるので革にしっかり浸透するまで数回重ねてワックスを入れています。

塗料、コーティング剤では出ない、染料染め独特の色合いが光磨くことで出てきます。

クロケット&ジョーンズ 仕上がり

今回は染料なども入れていないので、新品にかなり近い状態に復元できています。

革持つ油分は時間とともに腐食したりもしていきますので、今回は古い油分をかなり抜き取り、新しい油分と入れ替えもできています。

ここまでの作業は通常されることは無いので、この靴にとってはこれ以上にないメンテナンスができたと思います。

染料と顔料は全く別モノですがこれを理解しているかどうかの判断が難しいところです。

依頼する際に知識を持っていると説明も理解できるし判断材料にもなりますので、革が好きな方は覚えておくといいと思います。

顔料と染料の説明は下記のリンク先でご覧ください

◆ プラダ(PRADA) 磨いたら色が剥がれ光沢消失

プラダの革靴です。
招待された結婚式に履いていこうと磨いたところ、光沢がなくなり色も剥げてしまったとご相談をお受けした靴です。

新品でも磨いたら光沢や色が剥がれてしまったモノ、業者に色を直してもらったけどクリームで磨いたら光沢がなくなったなど、たくさん見てきています。

地元クリーニング店が依頼する特殊品専門店へ試しに出してみたことがあるのですが、光沢が足りなかったので磨いたら光沢がさらに消失し色もはがれてきたため、一通り剥がしてやり直したこともあります。

手一杯になっても外注依頼はできないって事が確認できて事例でした。

今回も普通に靴クリームで磨くだけでどんどん表面の光沢と色が剥がれ村々になっていく状態。

光沢を出すだけならトップコーティングすれば出てきますが、表面が剥がれていく上にトップコートしても下地ごと剥がれてきます。

一通り表面を作り直しお客様がご自身でお手入れしても大丈夫なよう修復です。


表面を除去した状態

簡単に取れてしまう部分を剥がし取るとこんな感じでした。
これ以上は塗料を剥がすよう薬剤を使っても変化しない状態まで除去しています。

ここから色を整え磨き、トップコートをしていくとこんな感じで光沢が蘇ってきます。

今回はかなり濃い茶系の色なので茶系で色を整えています。

プラダ革靴 色、光沢直し 仕上がり

預かり時、途中、仕上がり画像です。
新品時にどんな色合いでどんな風合いだったのか見ていませんのでわかりません。

お客様からお話をお伺いし、表面を作り直し、クリームて磨いても大丈夫なように、と仕上げています。

先に紹介したクロケット&ジョーンズにように、どこかのお店で手付けられた状態ではありませんが、簡単に変化したり取れてしまう状態の場合、元通りに復元してくれと言われてもできません。

磨けば変化するし色を入れたらやっぱり変化します。

簡単に変化するこの風合いがデザイン、と言われたら直すことはできないしお手入れすることもできません。

お客ご自身でもお手入れできるように直してほしいというご希望に沿って表面を作り直していきました。

水洗い後に型崩れも形成して直していますので、綺麗に仕上げることができていると思います。





◆ ダンヒル 車の窓が開いていて水浸しになりカビてしまった靴

ダンヒル 革靴です。
窓を少し開けておいたところ雨が降り込み、片方には中に水が溜まっていてこの状態に。

片方のみ先端は内側から黒浴びが生えてしまった状態です。

カビは 水分・温度・栄養素 の3つの条件がそろってしまうと繁殖し目に見えるカビとなります。

革は革そのものが栄養素となるため、湿気の多い暖かい日は条件がそろうと繁殖してしまいます。

子の繁殖が表面に繁殖し浸潤していく場合と、裏側から繁殖し、浸潤して表面まで出てきた場合とではかなr違います。

表面に生え浸潤がすすんd根いなければ除去が可能の場合が多く、内側から浸潤し表面まで出ていると、裏から表までカビが浸潤していることになるため、黒カビが生えてしまった場合除去不可能となります。

今回は内側から表に染み出しているため除去は困難な状態。

薄い色で黒い色を隠していくのはかなり消えないた色のくすみなど残ってしまうことが多くなります。

この辺りのシルクを伝え、殺菌消臭、水洗い、しみ抜きとに色直しの順で修復です。

ダンヒル革靴 黒カビ取り 仕上がり

靴全体からカビ臭がかなり出ていたため、殺菌剤で殺菌後、殺菌剤につけ置きし消臭殺菌をしていきました。
完全に臭いを取り切ることはできませんがかなり軽減はできています。

黒カビ部分はカビ分解によるしみ抜き後、表面だけでも薄くできるよう色素のしみ抜きをし、最終的には本体と同じ色を調色して作りシミを隠しています。

下地を少し加工し、できるカギ見えなくなるよう下地材を入れ、同色で塗装し、その他傷やシミがあった部分も一緒に隠ぺいしていきましたので、全体の風合いはほぼ変化出すことなく隠ぺいができていると思います。

塗った感も色の違和感もできる限り出さないように修復していく事ができるお店はとても少なくなると思います。

今回は全体塗装はせずシミ部分と傷んだ部分をピンポイントで直していますので全体の質感や風合いに変化を出すことなく仕上げています。

ダンヒル革靴 クリーニング・消臭殺菌・カビ取り  20000円(税込み22000円)



◆ フェラガモ革靴~専門店で断られてしまった雨シミ~

プレゼントしてもらった大切なフェラガモの靴。
とても履きやすく対s津に使っていたけど突然の雨に降られシミになってしまったと。

靴修理専門店へまずは相談してみたけどシミは取れないと断られてしまったとの事でした。

明るい色はシミを塗装で隠すのが難しくなるため断られることも多くなります。
雨により底もはがれてしまっていますが、修理ができてもクリーニングとか色直しができない。

色直しができても修理ができないなど、直すとなると結構大変になることも多いんです。

フェラガモ靴 仕上がり

そこ部分の剥がれは圧着して張り直し、殺菌消臭、水洗いをした後、色直しをして仕上げています。

塗装して色を直す、ってご説明するとペンキみたいなものを塗られる・・・ってイメージされる方が多いんです。
実際にペンキを塗ったような補修を経験された方は2度と出さないって思われていると思います。

特にノークレームノーリターンを条件にしているお店って地元にあります。

お客様が納得したうえでクレームにしない受付とクレームにできない受付方は全く違います。

革クリーニングで紹介している、色補修全てお客様にリスクをご説明していますが、リスク通りの事が起きても仕方ない、って考えて修復しているものは一点もありません。

「リスクのご説明はしていますがそうなっても仕方ないって手付けるものは一点もありません。」

この一言でそれを聞いて安心しました、と何人ものお客様から言われています。

当店の場合、リスク通りの事が起きてしまった場合、代金は一切頂いておりません。
お客様にリスクの覚悟をして頂きますので、当店はすべて成功報酬とさせて頂いております。
どんな仕上がりでも代金がかかるって、お客様も依頼できませから。

どんな仕上がりになるかは画像を見て頂けば一目でわかって頂けると思います。


◆ 革ブーツ クリーニング&染め直し 元の色は何色??

自分の足に合っていては着やすく、愛用していたらさらには着やすくなってきたブーツ。
とてもよく履いてきたから色が剥げ禿になってしまったと。

パッと見て青系?紺系??ってお話ししたところ、茶系だったとの事でした。
この色で茶系?

別に紺色でも黒でも使えるようになれば、というご希望でした。

革は表面の色が褪せてきた場合、ワックスを入れると元の色が出てくる(色が上がる)、洗って塗れると元の色が出てきたりします。

という事で洗ってみて、できれば元の色に戻すように修復していきますね、とお受けしたブーツです。

革ブーツ色直し 仕上がり

洗ってみたところ、茶系だったんだ・・・って事がわかりました。

どのくらいの茶系だろ?って一番濃く見える部分の色に合わせて調色してzン体を染めない押していきましたが・・・

パッと見て一番驚いたのはお客様(笑)

「こんな色でした!!」


服でも同じですが少しずつ変化していくと、変化している今の色がその服の色って思いこまれる方多いんです。

例えば少し生成りが買った白い服。
少しずつ黄ばんでいくからオフホワイトだと思ってるお客様多いんですが、色のくすみ具合から元はもっと白かったと思いますって説明すること多いんです。

しみ抜きすると黄ばみがその部分だけ取れるため色抜けしたようになったりします。

今回は表面の凹凸というか質感を壊さないよう色は染料で色補正をし元の色に使づけたあと、顔料で色を整えトップコートして仕上げています。

染料のみだと光、紫外線で色が抜け変化が出やすいため、紫外線や光に対する耐久度が高い顔料で薄くコーティングするようにして色を整え、色あせをさらに抑えるよう紫外線を反射するトップコーティングで仕上げています。

参考価格 クリーニング&全体色直し   15000円(税込み16500円)

◆ アグ(UGG)ムートンブーツ水シミ

とても多いアグ(UGG)ムートンブーツの水シミです。
突然の雨に降られたり雪道歩いていて濡れると乾いても濡れたような状態のまま色が変わってしまう水シミ。

洗い上がりの風合い、質感をできる限り買えないように洗っていきます。

水シミは取れたけど毛羽立って風合いが変わってしまった、表面の手触りがゴワゴワになってしまったっていうムートンブーツとてもたくさん見てきています。

あぐ(UGG)ムートンブーツ水シミ取り 仕上がり

雪道歩いていて水シミができた場合、取れないものもあります。
雪が死産に溶けたのではなく、融雪剤で溶かされた水が付くとかなり取れないシミとなってしまいます。

当店ではお渡しする際、必ずお客様に仕上がりを確認して頂きます。
シミもとれ風合いも変わっていないことにとても喜んで頂けました。

雪が降る地域に住まわれている方は新品時に撥水加工をしておくことを強くお勧めしています。

普通に使用でも水が付くとそのままシミ込みシミとなるので汚れ防止、しみ防止に撥水加工お勧めです。

ムートンブーツは撥水加工がとてもよく聞き綺麗に水を弾いてくれます。

参考価格  ムートンショーツブーツクリーニング   4500円(税込み4950円)
      撥水加工                2000円(税込み2200円) 

◆ 革パンプス 雨に濡れた色にじみ修復

雨に濡れたら色が滲んでしまったパンプスです。
本来、靴類は雨に濡れてしまうことを想定して作られています。

だから雨に濡れる程度では色は滲んだりしないものが多いんです。

塗装している色の固着が弱く水に溶けだして滲んでいるわけですが、新品時には判断は難しい。

この色にじみはクリーニング、しみ抜きでは取ることができないため、クリーニング後に色直しをして修復していきます。

革パンプス色のじみ修復 仕上がり

赤い色部分の色が簡単に落ちすぎるため簡単に落ちる部分を除去しています。

簡単に色落ちする上に色を重ねても下から色が剥がれてきてしまうからです。

一通り取り、同色で調色した色で染め直し、ベージュ色部分の色を直しています。

滲んだ赤い色がベージュより濃い色なので、そのまま塗装しても赤い色がなかなか消えないため、縫い合わせ部分は下地のベージュと一緒に色をできる限り取り、塗装を直しています。

つま先の織り込まれているベージュの革は細い筆を使い見える範囲を色を重ねて直しています。

パッと見てここまで綺麗になるとは思っていなかったと喜ばれた仕上がりです。

表面は撥水コーティングをして仕上げています。

パンプスクリーニング代金    4000円(税込み4400円~)
今回の色直し         +6000円(税込み6600円)

◆ スエードロングブーツ 飛び散ったワインのシミ

グラスワインを床に落とされて飛び散り付いてしまったスエードブーツです。

電話して相談してもどこも受けてもらえなかったとの事ですが、服でも赤ワインは付くと取れないと言われているシミです。

スエードなど皮革製品に赤ワインのシミってあまり出ない事例なのでどこまで取れるかはやってみないとわからないというのが正直なところです。

ヌメ、アニリン皮革などに付くと取れないんじゃないかな・・・

革の場合、慌てて取ろうとして強く吹いたりして表面を変化させてしまうとたとえシミが取れても変化が直せなくなります。

服でも強く拭くと擦れが出たり色が落ちたりするので何もせずそのままご依頼いただくのが落ち版綺麗に落とせる確率が上がります。

エルメスバック 赤ワインの染み抜き事例はここをクリック!

スエードロングブーツ 飛び散った赤ワインのシミ 仕上がり

今回は飛び散って広範囲についているため、何もやりようがなくそのままご依頼いただけた事がいい結果になっていると思います。

それと付いてからあまり時間が経っていない事。

シミの状態を見ると赤ワインの色がそのまま残っています。

赤ワインは付き時間が経過すると赤みが酸化により抜けていき茶色っぽい色に変化していきます。

赤みが抜ける=時間が経っているため、薄いちぇけいに変化しているとかなり落としにくくなっている状態。

服の場合、クリーニングに出して熱処理されると一気に酸化速度が上がるため赤みが抜け茶系に変化します。

色が薄くなったように見えるためお客様しみ抜きで薄くはなった、と勘違いされる方多いのですが、落としにくくなって帰ってきています。

スエードロングブーツクリーニング参考価格     6000円(税込み6600円)
ワインしみ抜き                 +4000円(税込み4400円)

◆ ヌバックブーツ ビールのシミ

ヌバックのブーツです。

ワインのシミはあまりないけどこちらは時々ある、ビールのシミです。
バシャって媚びしてしまい広範囲にシミが・・・

ビールは愛飲している方がやはり多いのか服でも革靴でもスニーカーでも時々あるご相談です。

基本、水洗いで綺麗に洗い流せば落とせるのビールのシミです。
ヌメ革、アニリン革は落ちないかもしれないけど・・・

今でも革靴、ブーツってクリーニングできないと思っている方って多いですね。

ヌバックブーツ ビールのシミ

ヌバックという素材は本来毛羽立ちが無い表面を毛羽立たせています。
産毛のような毛羽を絶たせた素材ですが、洗うことができます。

注意点としては以下に風合いを変えずに、あるいは風合いがよくなるような洗い方をしてもらえるか。

これはアグのムートンブーツも同じで洗ったら風合いが硬くなったってよくあるんです。

風合いを考えて洗ってもらう事ってとても大事です。

参考価格 
ヌバックショートブーツクリーニング&しみ抜き    6000円(税込み6600円)

◆ 革ブーツ カビ取り

カビは3つの条件がそろうと急激に繁殖を始めてしまいます。
その条件とは

温度(20℃前後)
湿度(80%程度)
栄養素

の3つになります。

カビ自体は5~45℃と幅広い温度で繁殖はしてしまうためうちの中であれば1年中繁殖してしまう可能性があります。

革の場合、革そのものが栄養素となるため高温多湿の日本はカビにとって快適な環境にあると言えます。

この状態になるとほとんどのお客様は諦めるか、持ってこられるにしても申し訳なさそうに持ってこられますが大丈夫です。

革の靴、ブーツのカビは毎年当たり前のように出てきています。

そしてほとんどのカビは落とすことができます。

革ブーツ カビ取り 仕上がり

革の靴、ブーツは洗う際、菅らず殺菌z内を入れ洗っています。
殺菌剤は水虫菌(白癬菌)も不活性化させる殺菌剤を使用。

あらゆる菌を不活性化できる殺菌剤を使用。

カビがひどい場合、臭いをできる限り取りたい場合、滅菌洗いしてほしいなどご希望がある場合、洗う前段階で内側、外側とも殺菌をしていきます。(+1000円~2000円)

画像のように空拭きしても全く落ちない状態になっているカビは革の内部に根っこを張るように浸食していきます。
表面を軽く洗うだけでは根っこ部分が残ってしまいまたすぐにカビは生えてくる、と言われています。

かびた革製品は服でも靴でも根っこを書き出すようにしてブラッシングしながら洗っていきます。

カビがひどい場合、革にカビが侵食していると表面が食われたように凹凸ができ傷のように残ってしまいます。

浸食の跡は光の反射具合により白っぽく見えたりもしますのでできる限り目立たなくというご希望がある場合、染色して目立たなくしていきます、(別途お見積り)

このブーツは見てもわからない程度の浸食でしたのでクリーニング、カビ取りで綺麗に除去できています。

参考価格 ショートブーツクリーニング   5000円(税込み5500円)
カビ除去                +2000円(税込み2200円

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