今回のマックスマーラバック シミ、臭い取り
参考価格12000円(税込み13200円)
バック、お財布など皮革製品のシミ抜き、色直しは基本お見積りとなります。
◆予想以上に手間がかかったのはシミではなくニオイ
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。
購入したばかりのマックスマーラバックにチョコレートを入れて置いたら溶けて付いてしまった・・・
そんなご相談です。
まずは近所でバック、お財布などもできると宣伝していたお店へ持ち込んで相談したところ、当店を紹介されたとの事でした。
内側に染み込んでいる状態なので結構手間がかかるかな、とは思っていましたが予想以上に手間がかかってしまったバックです。
家庭でも良く付いてしまうシミの一つだと思いますが、これが家庭では結構落とせないシミだと思います。
今の時期だとアイスクリームとかのソフトクリームなどもかなり落ちにくいシミになると思います。
かき氷のシロップの色が付いた場合、綿、麻製品だと漂白しないと落ちないシミになるので洗っても落ちないシミになります。
チョコレートの場合、油脂の塊のようなシミなので水洗いでは落ちないんです。
落とす場合は油を落とすのと同じ洗い方法、シミ抜きで落としていきます。
家庭で洗える衣類の場合は、まずは台所用洗剤原液をシミ部分にたっぷりと付けたら、両手で摘まみ生地どうしをこすり合わせないよう、2~3mm感覚を開けた状態のまま上下左右に、ぐるぐると回す感じでよく揉み馴染ませ、よく馴染んだら熱めのお湯で洗い流せば落とせます。
これはアイスクリームも同じです。
美味しく(濃厚)なるほど乳脂肪分が多くなるので、油シミを落とすのと同じ作業でシミを落とします。
アイスクリームの場合、たんぱく質も入るため2~3日時間が経ってしまうとたんぱく質が固まりかなり落ちにくくなります。
落ち切らずに残るとニオイが取れない、時間と共に酸化し黄ばみシミとして見えるようになります。
綿、麻製品の色柄物は洗剤など水分を付けた状態で生地どうしをこすり合わせると一発で色が抜けるので注意が必要です。
ネットで調べると、方法は書かれていても注意点とか揉み方などまで書かれているモノはほとんどありませんので注意して下さいね。
さて、今回はチョコレートを取ろうと溶かすと染み込んでしまい・・・ニオイが取れなくなる・・・
ちょっと考えれば当たり前のことだけど、ここまでてこずるとは思わなかった臭い取りとなりました。
購入したばかりのマックスマーラバックにチョコレートを入れて置いたら溶けて付いてしまった・・・
そんなご相談です。
まずは近所でバック、お財布などもできると宣伝していたお店へ持ち込んで相談したところ、当店を紹介されたとの事でした。
内側に染み込んでいる状態なので結構手間がかかるかな、とは思っていましたが予想以上に手間がかかってしまったバックです。
家庭でも良く付いてしまうシミの一つだと思いますが、これが家庭では結構落とせないシミだと思います。
今の時期だとアイスクリームとかのソフトクリームなどもかなり落ちにくいシミになると思います。
かき氷のシロップの色が付いた場合、綿、麻製品だと漂白しないと落ちないシミになるので洗っても落ちないシミになります。
チョコレートの場合、油脂の塊のようなシミなので水洗いでは落ちないんです。
落とす場合は油を落とすのと同じ洗い方法、シミ抜きで落としていきます。
家庭で洗える衣類の場合は、まずは台所用洗剤原液をシミ部分にたっぷりと付けたら、両手で摘まみ生地どうしをこすり合わせないよう、2~3mm感覚を開けた状態のまま上下左右に、ぐるぐると回す感じでよく揉み馴染ませ、よく馴染んだら熱めのお湯で洗い流せば落とせます。
これはアイスクリームも同じです。
美味しく(濃厚)なるほど乳脂肪分が多くなるので、油シミを落とすのと同じ作業でシミを落とします。
アイスクリームの場合、たんぱく質も入るため2~3日時間が経ってしまうとたんぱく質が固まりかなり落ちにくくなります。
落ち切らずに残るとニオイが取れない、時間と共に酸化し黄ばみシミとして見えるようになります。
綿、麻製品の色柄物は洗剤など水分を付けた状態で生地どうしをこすり合わせると一発で色が抜けるので注意が必要です。
ネットで調べると、方法は書かれていても注意点とか揉み方などまで書かれているモノはほとんどありませんので注意して下さいね。
さて、今回はチョコレートを取ろうと溶かすと染み込んでしまい・・・ニオイが取れなくなる・・・
ちょっと考えれば当たり前のことだけど、ここまでてこずるとは思わなかった臭い取りとなりました。
◆染み込ませないよう、見えるチョコレートを除去
チョコレートは油脂系のシミです。
油脂とは温めると溶け出し冷めると固まるような油性系のシミになります。
簡単に言えば、肉の脂身と同じようなシミです。
焼肉をすると脂身が溶けて液状化し、冷めると白くかまたります。
生乾き臭とよく言われる皮脂臭も同じ油脂系の汚れになるので水洗いしていても落ち切らない汚れの一つです。
フライパンやお鍋で固まってしまった油は洗剤を付けてもなかなか落ちてくれない汚れになりますね。
でも、熱をかけると溶け出し簡単に落ちるようになるから、もう一度火にかける、お湯で洗うなどして洗われていると思います。
服も落とし方の考え方は同じって事です。
熱いお湯で溶け出すし、アルカリ洗剤を使うと油が洗剤に溶け込み簡単に洗い流せるようになります。
このバックも同じ・・・ですが液状化させてしまうと染み込んでしまう・・・
服のように丸ごと洗えるものなら洗い流すことができますがバックの場合だと簡単にはいかないんです。
洗えるようには作られていないので、使われている革の色が出て滲んだり、型崩れしてしまうと直せなくなるリスクがあります。
油脂とは温めると溶け出し冷めると固まるような油性系のシミになります。
簡単に言えば、肉の脂身と同じようなシミです。
焼肉をすると脂身が溶けて液状化し、冷めると白くかまたります。
生乾き臭とよく言われる皮脂臭も同じ油脂系の汚れになるので水洗いしていても落ち切らない汚れの一つです。
フライパンやお鍋で固まってしまった油は洗剤を付けてもなかなか落ちてくれない汚れになりますね。
でも、熱をかけると溶け出し簡単に落ちるようになるから、もう一度火にかける、お湯で洗うなどして洗われていると思います。
服も落とし方の考え方は同じって事です。
熱いお湯で溶け出すし、アルカリ洗剤を使うと油が洗剤に溶け込み簡単に洗い流せるようになります。
このバックも同じ・・・ですが液状化させてしまうと染み込んでしまう・・・
服のように丸ごと洗えるものなら洗い流すことができますがバックの場合だと簡単にはいかないんです。
洗えるようには作られていないので、使われている革の色が出て滲んだり、型崩れしてしまうと直せなくなるリスクがあります。
ニオイをどう取る?
お預かり時にシミは取れても臭いは取り切れないかもしれないとご説明しています。
染み込んでしまうと完全に取ることができなくなるからです。
見えているシミだけを取るのであればそれほど難しくはないのですが染み込ませないように取るのは思った以上に厄介でした。
その理由はバックに入れてあったチョコレートが熱で溶け出し内側の生地にかなり染み込んでいたからです。
熱をかければ溶け出すので見えない程度まで落とすのは簡単だけど、取れるレベルで溶かし、なおかつ染み込ませないように取ることが難しかったんです。
一気に水のような液体まで溶かしてしまうと簡単に染み込み浸透圧により広がってしまうので、少しづつ広がりにくいある程度粘土があるゼリー状態まで溶かし
除去していく!そんな繰り返しのシミ抜きになっています。
考え方は単純。
でもそれを実際にやろうとすると思ったようにはいかないなぁ・・・そんなシミ抜きになりました。
結果的にはニオイもほぼ取れ、シミは跡形もなく取れています。
お客様からも「綺麗にしてくださりありがとうございました!」と喜んで頂けました^^
染み込んでしまうと完全に取ることができなくなるからです。
見えているシミだけを取るのであればそれほど難しくはないのですが染み込ませないように取るのは思った以上に厄介でした。
その理由はバックに入れてあったチョコレートが熱で溶け出し内側の生地にかなり染み込んでいたからです。
熱をかければ溶け出すので見えない程度まで落とすのは簡単だけど、取れるレベルで溶かし、なおかつ染み込ませないように取ることが難しかったんです。
一気に水のような液体まで溶かしてしまうと簡単に染み込み浸透圧により広がってしまうので、少しづつ広がりにくいある程度粘土があるゼリー状態まで溶かし
除去していく!そんな繰り返しのシミ抜きになっています。
考え方は単純。
でもそれを実際にやろうとすると思ったようにはいかないなぁ・・・そんなシミ抜きになりました。
結果的にはニオイもほぼ取れ、シミは跡形もなく取れています。
お客様からも「綺麗にしてくださりありがとうございました!」と喜んで頂けました^^