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カラ-剤が付いた時の注意点~美容室でゼロにできない事故です~

カラー剤のシミ抜きは素材、色柄、付き方の状態によりかなり価格が変わります。

浸透していない小さいシミ 
1か所3000円~

裏側まで浸透している場合、何かしらの処理がされている場合、テスト後にお見積り。

ウール、獣毛品はかなり落ちにくく、シルクは落とせない場合もあります。

服の色が染みと一緒に抜ける場合、細かな柄がある場合はしみ抜きができません。
色が抜けてしまうと直すことができないためです。

カラー剤付着した時の注意点

美容室で付着した場合、リムーバー(カラー剤除去剤)などつけ落ちない場合、かなり落ちにくくなります。

クリーニングに依頼する際には、必ずカラー剤のシミ抜きができるのかどうかの確認をしてください。

しみ抜きを得意とする個人店以外ではカラー剤のシミ抜きは出来ません。
しみ抜きをされず洗われ残った状態で熱処理仕上げまでされるとシミを落としにくくされた状態で帰ってきてしまいます。

色柄物で落ちにくくなっている場合、高確率で色も一緒に抜けてしまうしみ抜きになります。
しみ抜き後に染色して色を直すという作業になりシミ抜き代金+染色代金となるためかなり高額の染み抜き代金になってしまいます。

角が立たないような説明では伝わりにくいためはっきりと書かせて頂きました。

付いたままの状態であればほとんどのカラー剤は取ることができます。

どうしても取らなければいけない場合は何もせずご相談頂いたほうが落とせる確率が上がります。

カラー剤は服に付いたら取れない、と言うのが美容室関係の方々の常識と言われるシミです。

クリーニング店でも落とせるお店はものすごく少なくなるため、ご相談がとても多いシミの一つになります。

美容室でも付着事故など、業者様が相談される場合、必ず先に業者である事、事故品であることをお伝えくださるようお願いします。

美容室で付着しお客様ご自身が持ち込まれる場合もその旨をお伝えくださるようお願いします。

◆カラー剤付着した時の注意点

おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友眞吾です。

カラー剤の付着事故は美容室ではゼロにできない事故。
付着させてしまった時のための保険に入っているお店がとても多いと思います。

クリーニング店でも落とせるお店はとても少なくなり、チェーン店ではしみ抜きで依頼しても落ちることがないシミの一つです。

しみ抜きを得意とする個人店でも落とせるお店はかなり少なくなり、色柄物の服の場合は色が抜けたあと、染色して直すことができないとしみ抜きができなくなります。

ヘアダイなどカラー剤は一度染めれば何度髪を洗っても落ちないように染められるモノなので簡単には落ちないんです。


地元浜松の場合だと、髪を染める時は付いても大丈夫な服を着ていったほうがいいですね、とお伝えすることもあったのですが、今では日本全国から届くしみ抜きとなっています。

東京とかの都会で有名な美容室に予約していく時などは普段着では行けないから、と地域ならではの事情もあったりします。


レオナール綿ジャケット (ヘアーダイ・ヘアカラーのシミ抜き)

◆素材、付き方で難易度がかなり変わります。

今回のパンツの素材はご覧の通り
レーヨン  56%
ナイロン  29%
麻     13%
ポリウレタン 2%

という組成になります。

レーヨンはシミが付くとかなり落ちにくい素材となりますが、手洗い指定になっています。
おそらくウォッシャブルレーヨンが使われているので水洗いが出来ないレーヨンよりも扱いやすくなります。

今回、カラー剤が付きお店の方がリムーバーで落とそうとしたところ、麻が混紡されているから色が抜けるかもしれない、という事で何もされずに持ってこられました。

これが正解でした。
何もされない状態が一番落ちる状態だからです。

レーヨンも落としにくい素材ではありますがもっと落ちにくく難度が高くなる素材もあります。

ウール、獣毛品などに付着すると、毛の組成は髪の組成とよく似ているためかなり落ちないシミとなります。

シルク素材は簡単に色が抜けてしまうものが多く少し付着しただけでも色柄があるとしみ抜きができない可能性がある素材となります。

有名店を利用されているお客様へは、オシャレをしていかなければいけない場合は、白の無地を着ていく、シルクは避ける、特に色柄物は避けたほうが無難ですとアドバイスをさせて頂いております。

白の場合、色が抜ける心配がない分、柄物より強いシミ抜きができます。
白ならしみ抜きを得意としている個人店へ相談すると落としてもらえる可能性も高くなります。

シルク製品は、カラー剤じゃなくてもシミは落ちずに帰ってくる代表的な素材になります。

食べこぼしのシミでも落ちずに帰ってきてしまうのがシルク製品になります。


ヘアダイ・カラー剤のシミ抜き~美容室ではゼロにできない事故~

◆付き方による違い

カラー剤のシミ抜きはかなりたくさんご相談をお受けしてきましたので付いた素材と状態によりしみ抜きのマニュアルができています。

一言でカラー剤のシミと言っても、髪を染めている時に筆を落としてしまったり水滴状に垂れて付いてしまった場合、表側から裏側まで浸透する形で付着するためかなり取るのが大変になります。

生地が厚い場合、表側からしみ抜き、裏側からしみ抜きと交互にやっていく事もあります。

筆がカスって付いた場など表面だけに付着している場合は浸透していない分、落としやすくなります。

髪を洗っている時に付くカラー剤も結構落としにくくなります。
カラー剤がシャンプーに溶けた状態なので薄く付くわけですが、水分量が多いため生地に完全に浸透した状態で付くことがほとんどです。

リムーバー処理、クリーニングでの熱処理などされていなければ薄い分、落としやすくなります。

かなり強いシミ抜きをしなければ落とせないため、綿、麻製品はしみ抜き+色直しをする可能性が高く、シルク、ウール、カシミヤなど獣毛は取り切れない場合もあります。

しみ抜きは成功報酬制ですが目安は80%程度まで取れ目立たなくできた時点で代金がかかります。

事故品の場合、納品できない場合、ご連絡いただければ代金は頂かないという事でお送りした後にお振込みとさせて頂いていたのですが、振り込みも無ければ連絡もないという事があまりに多かったので納品できるかどうかは関係なく代引きで送らせて頂くようになりました。

でも、こうしたデメリットだけではなく、かなりの数のカラー剤付着事故品をやらせて頂けましたので、スキルアップができた事が一番の報酬となっています^^


ヘアダイのシミ抜き~美容室様からのご依頼2~

今回のパンツの注意点・お伝えした事

今回のパンツはぱっと見はオフホワイト、薄いベージュ系のような色に見えます。
でも生地の織をよく見てみると

左側のしみ抜き後のアップ画像を見ると白っぽい色と濃い目のベージュ?茶系のような色が見えるのがわかると思います。

この織の場合、色を抜いてしまうと白以外の部分のみ染色していくかないと直らないため、色を抜くことができないんです。

さらに、白く見えている部分は、真っ白ではないんです。
色を抜き真っ白になってしまうと、色が付いている部分のみを染めたら、白い部分も周りと同じような色合いにほんのり染色していかないと直らないんです。

理論上は出来れば直る・・・でも実際にはほぼ不可能です。

お客様には、簡単に色が抜けてしまう場合はご返品となる事をご説明。

実際には目立たない部分で色抜けテストをしたあと、抜けない程度でしみ抜きをし目立たなくなったら色が抜ける前にしみ抜きを止める、若干白っぽくなるかもしれない、とご説明をし、了解を頂いてからしみ抜きでお受けしています。

この事前説明がとても大切なんです。
若干白っぽくなっても今の状態より目立たなくなれば・・・お客様のご希望です。

あとは様子を観察しながらしみ抜きをしていくしかないのですが、当店の判断に任せて頂くしかないんです。

しみ抜きテストする前段階からある程度予測は出来ているから、受けているんですけどね^^


◆まとめ・事故が起きた時、お店との対応の仕方・・・

では、美容室で付いてしまった場合、どう対応すべきか・・・

地元のお客様の場合、お客様ご自身が持ち込まれるケースばかりです。

浜松以外でもカラー剤が付着すると、クリーニング店に依頼しても落ちない、受けてもらえない、となることがほとんどになるかと思います。

地元のお客様でも染み抜き代金を出すからクリーニングに自分で出してくれ、と言われ何件も相談し落ちない、断られる、を繰り返し、当店に持ってこられるまでにすでに1万5千円程度の代金がかかっているってケースもありました。

それくらい大変な思いしている人って少なくないんです。
地元、遠方の方と何人ものお客様から同じようなお話をお聞きしています。

今回のお客様は当店を利用されたことがあり、美容室で落とそうとするのを断り当店へ持ち込んでいただきましたが・・・

美容室でもカラー剤のシミを落としてくれる店がわからないんです。

一番困るのは、染み抜き代金がかかってもシミが取れない場合。
かかった代金はお店が出してくれたとしても服のシミは落ちていないから使えないんです。

落したくて何軒も出して高額になってしまった場合も、請求してよいのかどうかを悩まれる方が多いんです。

最初にお客様ご自身が持ち込まれた時も美容室の事故の場合は伝えてほしい、と書いているのはこのためです。

事故の場合、まずはお店側に付着した事を伝えているかどうか。
美容室側に伝えずしみ抜きしてしまうと代金を請求しにくくなります。

想像以上にカラー剤のシミ抜きは代金がかかります。
お見積りをだしたら、まずは美容室にその金額を伝え大丈夫かどうかの確認をします。

ご相談に来られてから同店からのアドバイスを聞き美容室に連絡するお客様も多いです。

カラー剤のシミ抜きは高額になることが多くなります。

数か所も付いていると1万円を超えるシミ抜きになってしまいます。

100%落とせる訳ではないのですが、当店で落とせなければどこへ依頼しても落とせない、とお客様にご説明できるレベルのシミ抜きをしています。

お客様ご自身が不利益にならないようにアドバイスさせて頂きますし、受ける場合は出来る限り落とせる確率が高い状態でしみ抜きをさせて頂きたいんです。

困った場合、どうしたら良いかわからない場合、何かをする前にまずはゆうゆうにご相談頂ければと思います。


和服(着物)のシミ・和服専門店で断られたシミ抜き~断られた理由・相談する時の方法とは?~

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