Tシャツクリーニング参考価格
1200円(税込み1320円)
1点手洗い
1800円(税込み1980円)
ブランド品
2500円(税込み2750円)~
(色止め、防縮加工などしてから1点手洗い)
洗い指定で水洗い×とされている場合は色柄など見てお見積り
基本1点手洗いの+100%(3600円)~
◆ブランド品はお店を変えて出し分けないとダメ!!その理由は?
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
ブランド品の良い服のお手入れを依頼してくださるお客様からのご相談です。
「急いでほしいから近くのクリーニング店に出していいから」
とご主人から言われ
「じゃぁ、近くの○○○(チェーン店)に出しとくね」
と奥さん
持って行くと
「ブランド品は専門店へ依頼しますが、これはTシャツなので当店のブランド品コースで洗えます」
「プリントがあるので劣化してひびわれが起きることがありますのでご了承ください」
とお店から。
購入して間もないので大丈夫でしょ、と思い依頼してみると、プリント周りにシワがありなんだかプリントも縮んでる?
という事でご相談に来られました。
お客様からすると、他のお店と出し分けている事を内緒にするような感じでお話しされる方も多いのですが、当店では全く問題ないし気にしていません。
服の素材と色など見て、安価な価格を希望されているお客様にはお店を紹介したりもしています。
チェーン店と当店ではやろうとしている仕事自体が違いますので出し分ける事をお勧めしたりしています。
今回はシャツを見て、依頼したお店をお聞きした瞬間に思わず「あぁ・・・ダメですね・・・」とお答えしてしまったシャツです。
まず、両肩が少しポッコリ出ていることからハンガー仕上げ。
って事はアイロン仕上げをされていないのです。
お客様はブランド品コースを勧められ依頼したとの事でしたが通常のクリーニングと工程が変わっていない・・・
仕上がりを見れば一目でわかります。
ブランド品の良い服のお手入れを依頼してくださるお客様からのご相談です。
「急いでほしいから近くのクリーニング店に出していいから」
とご主人から言われ
「じゃぁ、近くの○○○(チェーン店)に出しとくね」
と奥さん
持って行くと
「ブランド品は専門店へ依頼しますが、これはTシャツなので当店のブランド品コースで洗えます」
「プリントがあるので劣化してひびわれが起きることがありますのでご了承ください」
とお店から。
購入して間もないので大丈夫でしょ、と思い依頼してみると、プリント周りにシワがありなんだかプリントも縮んでる?
という事でご相談に来られました。
お客様からすると、他のお店と出し分けている事を内緒にするような感じでお話しされる方も多いのですが、当店では全く問題ないし気にしていません。
服の素材と色など見て、安価な価格を希望されているお客様にはお店を紹介したりもしています。
チェーン店と当店ではやろうとしている仕事自体が違いますので出し分ける事をお勧めしたりしています。
今回はシャツを見て、依頼したお店をお聞きした瞬間に思わず「あぁ・・・ダメですね・・・」とお答えしてしまったシャツです。
まず、両肩が少しポッコリ出ていることからハンガー仕上げ。
って事はアイロン仕上げをされていないのです。
お客様はブランド品コースを勧められ依頼したとの事でしたが通常のクリーニングと工程が変わっていない・・・
仕上がりを見れば一目でわかります。
洗い指定では水洗い可 水洗いで色が滲んでしまった原因は?~クリーニング店で起きた事故品修復~
プリントが縮む原因
プリントの周りにしわがある事で、アイロンが掛けられていないんじゃないか?って疑問がわいたとの事ですが・・・
アイロンは掛けられていません、というか、アイロン仕上げをされることは無いんです。
Tシャツにアイロンをかけて綺麗に畳むとなると、型崩れもある程度修復しないと綺麗に畳めないんです。
首元の伸び、ゆがみを整えて納め、肩の縫い目と脇の縫い目が合うようにアイロンで修復してからたたまないと畳みしわがくしゃくしゃについてしまいます。
これ、チェーン店でできる職人はほぼいません。
洗って乾燥、仕上はハンガーに吊るしたままスチームで蒸し温風で乾かす仕上げ方法になるため細かなシワも伸びないしアイロンで仕上げたときに出てくる光沢なども出ることは無いんです。
これを言い切るのは・・・
もう何百という同じようなご相談をお受けしてきているからです。
当店が他のお店と違うところはクリーニングで起きてしまった不具合のご相談を受けている所です。
クリーニング店で起きた事故品も地元クリーニング店からのモノはお受けしています。
通常のクリーニング店では受けない、ほとんどない事をお受けしているため現状が分かっているんです。
遠方から落ちないシミ、不具合品などが送られてくるため、全国的に有名なお店の仕事がどれくらいのレベルなのかもある程度分かっています。
地元ならなおさら、毎日のように見ているのでよくわかっていますので、出し分けることをお勧めしているんです。
どちらがいいとか悪いとか、上手い下手とかでもなく、そのお店が得意としていることを依頼していく事が大事。
一番話をややこしくしているのが、出来ないことなのに出来る!と宣伝している所です。
ブランド品を扱えるスキルを持っていないのにブランド品コースとして受けている事で不具合が起きても対処ができないんです。
今回もお客様はクリーニング店に出せばアイロン仕上げしてくれていると思っていたようです。
プリント周りのしわすら伸びていない、と怒るというより呆れていました。
アイロンは掛けられていません、というか、アイロン仕上げをされることは無いんです。
Tシャツにアイロンをかけて綺麗に畳むとなると、型崩れもある程度修復しないと綺麗に畳めないんです。
首元の伸び、ゆがみを整えて納め、肩の縫い目と脇の縫い目が合うようにアイロンで修復してからたたまないと畳みしわがくしゃくしゃについてしまいます。
これ、チェーン店でできる職人はほぼいません。
洗って乾燥、仕上はハンガーに吊るしたままスチームで蒸し温風で乾かす仕上げ方法になるため細かなシワも伸びないしアイロンで仕上げたときに出てくる光沢なども出ることは無いんです。
これを言い切るのは・・・
もう何百という同じようなご相談をお受けしてきているからです。
当店が他のお店と違うところはクリーニングで起きてしまった不具合のご相談を受けている所です。
クリーニング店で起きた事故品も地元クリーニング店からのモノはお受けしています。
通常のクリーニング店では受けない、ほとんどない事をお受けしているため現状が分かっているんです。
遠方から落ちないシミ、不具合品などが送られてくるため、全国的に有名なお店の仕事がどれくらいのレベルなのかもある程度分かっています。
地元ならなおさら、毎日のように見ているのでよくわかっていますので、出し分けることをお勧めしているんです。
どちらがいいとか悪いとか、上手い下手とかでもなく、そのお店が得意としていることを依頼していく事が大事。
一番話をややこしくしているのが、出来ないことなのに出来る!と宣伝している所です。
ブランド品を扱えるスキルを持っていないのにブランド品コースとして受けている事で不具合が起きても対処ができないんです。
今回もお客様はクリーニング店に出せばアイロン仕上げしてくれていると思っていたようです。
プリント周りのしわすら伸びていない、と怒るというより呆れていました。
◆事前説明の目的が変わってきています。
今回は依頼する際、「プリントは劣化するとひび割れが起きる可能性があるからご了承ください」と事前に説明があったとの事。
買ったばかりだから大丈夫だろうと了承して依頼しているので、プリントがひび割れたとしてもクレームにできない・・・
確かに説明的には間違ってはいません。
プリントは経時劣化素材だからクリーニングの賠償基準で見ると平均使用年数は2年、2倍の4年も経過すると劣化による剥がれとかべたつきが出ても不思議ない時間経過となる、とされています。
それならば・・・こうした不具合が起きないように洗い分けてくれているのか、仕上げてくれているのか、という話とはまったく別。
・不具合が起きないように洗っても起きてしまう事があるから事前に説明をする
・クレームにできないように、クレームになっても受け付けないようにするために事前に説明をする
同じ事前説明でもこの二つは意味合いが全く違うんです。
シュープリームのTシャツは人気のあるTシャツなのでよく依頼されます。
プレミアがついた古いTシャツなども依頼されていますががプリントが縮む不具合なんて初めて見ました。
不具合が起きない洗い方をしていれば劣化してはがれる事は合っても縮む事なんてないんです。
ではなぜ縮むのか!!
これは完全に熱処理による縮みです。
しかも表面がざらざらとしていて質感、硬さも変わっている・・・
高温熱乾燥なのか仕上げ時の熱乾燥なのかはわかりませんが熱によりプリントが一気に劣化というより硬化してダメになってしまった状態です。
一つ一つをご説明するとお客様もビックリしながら本当だぁ・・・て感じでご納得。
今回は「プリントの状態を見ながら縮み変形したプリントをできる限り形を直しながら仕上げていきます」という事でお預かりしました。
買ったばかりだから大丈夫だろうと了承して依頼しているので、プリントがひび割れたとしてもクレームにできない・・・
確かに説明的には間違ってはいません。
プリントは経時劣化素材だからクリーニングの賠償基準で見ると平均使用年数は2年、2倍の4年も経過すると劣化による剥がれとかべたつきが出ても不思議ない時間経過となる、とされています。
それならば・・・こうした不具合が起きないように洗い分けてくれているのか、仕上げてくれているのか、という話とはまったく別。
・不具合が起きないように洗っても起きてしまう事があるから事前に説明をする
・クレームにできないように、クレームになっても受け付けないようにするために事前に説明をする
同じ事前説明でもこの二つは意味合いが全く違うんです。
シュープリームのTシャツは人気のあるTシャツなのでよく依頼されます。
プレミアがついた古いTシャツなども依頼されていますががプリントが縮む不具合なんて初めて見ました。
不具合が起きない洗い方をしていれば劣化してはがれる事は合っても縮む事なんてないんです。
ではなぜ縮むのか!!
これは完全に熱処理による縮みです。
しかも表面がざらざらとしていて質感、硬さも変わっている・・・
高温熱乾燥なのか仕上げ時の熱乾燥なのかはわかりませんが熱によりプリントが一気に劣化というより硬化してダメになってしまった状態です。
一つ一つをご説明するとお客様もビックリしながら本当だぁ・・・て感じでご納得。
今回は「プリントの状態を見ながら縮み変形したプリントをできる限り形を直しながら仕上げていきます」という事でお預かりしました。
◆樹脂は劣化する!だけどしないように洗っていく事が最も大事
今回、形を修復しながら仕上げていくとプリントがすでにひび割れている・・・
元通りまで伸ばしてしまうと赤いプリントがひび割れた間に下地の白が見えてしまうため、目立たない程度に形を修復しながら仕上げています。
樹脂とはこうしたプリントを作る時に使われる接着剤のようなものです。
プラスチックも樹脂ですしボンディング、コーティングも樹脂、ポリウレタンなども同じ経時劣化素材です。
経時劣化する素材はかなり昔からあったのですが、経時劣化という言葉が使われ始めたのはごく最近じゃないかな。
昔から人工皮革、コーティング製品などは出来る限り負荷をかけないよう洗い、仕上げていくものとして扱ってきていました。
取り扱うスキルを持つ人がいないチェーン店などは断っていたとこも多かったと思います。
経時劣化する素材、それも2~3年でダメになる商品が爆発的に売れたのがユニクロ製品です。
ダウン製品って本来は簡単には作れない重構造品で安価では作れない服だったのが1万円以下で買えるダウンとして販売され大流行しました。
ユニクロはいろんな服を改革して作り、お手ごろ価格で販売することで日本だけではなく世界でも人気のあるブランドとなりましたね。
そして何よりすごいところが、これら加工品は3年程度で寿命が来る、と公表して販売していたとこだと思います。
「短寿命な服など売れない」「短寿命だなんて言えない」とするのが常識だった時代に公表することでそれが受け入れられたって事です。
すると、いろんなことがどんどん変わってきました。
クリーニング業界で言えば、ユニクロ製品は洗う事でトドメを指してしまう事も多いので断る、としていたところが、3年程度経っているとダメになると事前に説明することでクレームにならずに済む。
それがわかると、
・事前説明しておけばクレームにならない
・クレームにならない事前説明の仕方をマニュアル化することで経時劣化商品のクレームは避けられる
と変わっていったんです。
プロにとって一番大事な部分【できる限り負荷をかけないよう、ダメにならないように洗っていく】が抜け落ち、クレームにならない方法を事前説明するようになってきたんです。
・事前説明をしてあればクレームにならないから大丈夫
・説明はするけどそうならないように洗っていく
この二つの考え方は全く違うのが分かっていただけると思います。
プリントがひび割れるとか劣化している、以前にどんな洗い方、仕上げ方をされたのか仕上がりを見れば予測はできます。
スーツに出てくるポコポコしたウキなども経時劣化と同じような材料が使われていて、3~5年程度でウキが出てしまったというご相談がどんどん増えています。
服、代金に見合ったスキルをで洗っていればそんなに簡単に剥がれることは無いだろう、というケースがかなり多くなっています。
ほとんどが丁寧に仕上げをすれば綺麗に納められる状態。
でも一度強い洗い、タンブル、熱処理などがされ、剥がれてしまうとその劣化は直すことができないんです。
3年で寿命と公表しているユニクロを品質が悪いなどと言われる声もお聞きしますが、公表していないブランドでも同じですが・・・
ユニクロの商品は説明しておけばクレームにならないとしても、これがモンクレールとかムーレー、最近人気のカナダグースとかタトラスなどのダウンが3年程度でダメになったとしたらどうしましょ?
安価なモノならあきらめもつくけどハイブランド品だと数十万するものまであります。
シュープリームでもヴィトンとのコラボなどになるとTシャツですら30万以上の価格になったりもします。
特別コースで金額が高ければちゃんとやってくれている、にはなっていない事例が多いので注意が必要です。
とはいっても、当店のような個人店はこれからどんどんなくなっていくのでお店探しはかなり難しくなると思います。
元通りまで伸ばしてしまうと赤いプリントがひび割れた間に下地の白が見えてしまうため、目立たない程度に形を修復しながら仕上げています。
樹脂とはこうしたプリントを作る時に使われる接着剤のようなものです。
プラスチックも樹脂ですしボンディング、コーティングも樹脂、ポリウレタンなども同じ経時劣化素材です。
経時劣化する素材はかなり昔からあったのですが、経時劣化という言葉が使われ始めたのはごく最近じゃないかな。
昔から人工皮革、コーティング製品などは出来る限り負荷をかけないよう洗い、仕上げていくものとして扱ってきていました。
取り扱うスキルを持つ人がいないチェーン店などは断っていたとこも多かったと思います。
経時劣化する素材、それも2~3年でダメになる商品が爆発的に売れたのがユニクロ製品です。
ダウン製品って本来は簡単には作れない重構造品で安価では作れない服だったのが1万円以下で買えるダウンとして販売され大流行しました。
ユニクロはいろんな服を改革して作り、お手ごろ価格で販売することで日本だけではなく世界でも人気のあるブランドとなりましたね。
そして何よりすごいところが、これら加工品は3年程度で寿命が来る、と公表して販売していたとこだと思います。
「短寿命な服など売れない」「短寿命だなんて言えない」とするのが常識だった時代に公表することでそれが受け入れられたって事です。
すると、いろんなことがどんどん変わってきました。
クリーニング業界で言えば、ユニクロ製品は洗う事でトドメを指してしまう事も多いので断る、としていたところが、3年程度経っているとダメになると事前に説明することでクレームにならずに済む。
それがわかると、
・事前説明しておけばクレームにならない
・クレームにならない事前説明の仕方をマニュアル化することで経時劣化商品のクレームは避けられる
と変わっていったんです。
プロにとって一番大事な部分【できる限り負荷をかけないよう、ダメにならないように洗っていく】が抜け落ち、クレームにならない方法を事前説明するようになってきたんです。
・事前説明をしてあればクレームにならないから大丈夫
・説明はするけどそうならないように洗っていく
この二つの考え方は全く違うのが分かっていただけると思います。
プリントがひび割れるとか劣化している、以前にどんな洗い方、仕上げ方をされたのか仕上がりを見れば予測はできます。
スーツに出てくるポコポコしたウキなども経時劣化と同じような材料が使われていて、3~5年程度でウキが出てしまったというご相談がどんどん増えています。
服、代金に見合ったスキルをで洗っていればそんなに簡単に剥がれることは無いだろう、というケースがかなり多くなっています。
ほとんどが丁寧に仕上げをすれば綺麗に納められる状態。
でも一度強い洗い、タンブル、熱処理などがされ、剥がれてしまうとその劣化は直すことができないんです。
3年で寿命と公表しているユニクロを品質が悪いなどと言われる声もお聞きしますが、公表していないブランドでも同じですが・・・
ユニクロの商品は説明しておけばクレームにならないとしても、これがモンクレールとかムーレー、最近人気のカナダグースとかタトラスなどのダウンが3年程度でダメになったとしたらどうしましょ?
安価なモノならあきらめもつくけどハイブランド品だと数十万するものまであります。
シュープリームでもヴィトンとのコラボなどになるとTシャツですら30万以上の価格になったりもします。
特別コースで金額が高ければちゃんとやってくれている、にはなっていない事例が多いので注意が必要です。
とはいっても、当店のような個人店はこれからどんどんなくなっていくのでお店探しはかなり難しくなると思います。