新品時に近づける復元洗いは素材と色、ブランドにより価格は変ります。
できない素材、ブランドもありますので基本現物を拝見してからのお見積りとなります。
今回のルイ・ヴィトン（LOUIS・VUITTON）復元洗い、しみ抜き
18000円（税込み19800円）
◆ハイブランド品の宿命ともいえる事例
おしゃれ工房You友（ゆうゆう） 店主 大友 眞吾です。
以前も同じような事例として、買った時点で黄ばんでしまうだろうなと想像できる服選び、の事例をご紹介しましたが・・・
今回も買った時点で必ず黄ばんでしまうだろうと想像できる、ルイヴィトンのサマーニットです。
クリーニングの考え方が昔と今では変ってきているって事もブログで書いてきました。
【服を長く綺麗に使えるように洗っていく仕事】から【品質表示の洗い指定に従って洗うクリーニング】になってきているって事です。
洗い指定で水洗い✖とされていたら汗になる夏物衣料の汗が落ちなくても指定に従ってドライクリーニングをしていく。
職人ではなく素人のパートさんでも洗って仕上げることができるクリーニングへと変ってきています。
そして今回はハイブランド品のルイヴィトンのサマーニットセーター。
クリーニング事情も環境も違う国で作られている服をどう洗っていくか。
クリーニングに出していても黄ばんでいくしシミは落ちてこないのはどうしてなのか・・・
同じような内容のブログを何度か書いていますがまだまだ知らない方がほとんどです。
ハイブランド品ほど多くなりますのでその理由について説明をしていきたいと思います。
以前も同じような事例として、買った時点で黄ばんでしまうだろうなと想像できる服選び、の事例をご紹介しましたが・・・
今回も買った時点で必ず黄ばんでしまうだろうと想像できる、ルイヴィトンのサマーニットです。
クリーニングの考え方が昔と今では変ってきているって事もブログで書いてきました。
【服を長く綺麗に使えるように洗っていく仕事】から【品質表示の洗い指定に従って洗うクリーニング】になってきているって事です。
洗い指定で水洗い✖とされていたら汗になる夏物衣料の汗が落ちなくても指定に従ってドライクリーニングをしていく。
職人ではなく素人のパートさんでも洗って仕上げることができるクリーニングへと変ってきています。
そして今回はハイブランド品のルイヴィトンのサマーニットセーター。
クリーニング事情も環境も違う国で作られている服をどう洗っていくか。
クリーニングに出していても黄ばんでいくしシミは落ちてこないのはどうしてなのか・・・
同じような内容のブログを何度か書いていますがまだまだ知らない方がほとんどです。
ハイブランド品ほど多くなりますのでその理由について説明をしていきたいと思います。
受け取った時は綺麗だったのに時間と共にどんどん黄ばんでいくバック
洗い指定からわかる黄ばみの原因
品質表示の洗い指定です。
素材は綿になります。
外国語表記も日本語表記も同じ洗い指定でともに水洗い不可、ドライクリーニング指定です。
△マークの漂白は酸素も塩素も✖、タンブル乾燥も✖。
プロの立場から見ると、指定通りに洗っていたら1～2シーズンで黄ばむかな。
タンブル乾燥したら一気に黄ばむかな。
クリーニングの選択肢としては最低でも水洗いをしなければ白さも維持できない服になります。
今現在はカメラで撮ると補正がかかってしまうため黄ばみが見えないかもしれませんが全体的にかなり黄ばんでいます。
黄ばまないように洗うことができれば白さを維持できますが一度黄ばみを出してしまうと洗うだけでは白くなりません。
指定で✖とされている漂白が必要になってきます。
ここで、白くする工程ができるかどうかになりますが・・・
ハイブランド品ほど手付けてもらえなくなります。
ほんのちょっとしたシミでもしみ抜きをしてもらえなくなるのがハイブランド品。
綿セーターといえど20万、30万する服は当たり前にあります。
何かあった時の事を考えたらリスクのあることはしないほうが無難なので、ハイブランド品ほど何もされなくなります。
無難に指定通りに洗うだけ。
指定以外の事をして何か不具合が起きてしまうと、保険をかけていても保険適用外となる可能性も高くなるからです。
素材は綿になります。
外国語表記も日本語表記も同じ洗い指定でともに水洗い不可、ドライクリーニング指定です。
△マークの漂白は酸素も塩素も✖、タンブル乾燥も✖。
プロの立場から見ると、指定通りに洗っていたら1～2シーズンで黄ばむかな。
タンブル乾燥したら一気に黄ばむかな。
クリーニングの選択肢としては最低でも水洗いをしなければ白さも維持できない服になります。
今現在はカメラで撮ると補正がかかってしまうため黄ばみが見えないかもしれませんが全体的にかなり黄ばんでいます。
黄ばまないように洗うことができれば白さを維持できますが一度黄ばみを出してしまうと洗うだけでは白くなりません。
指定で✖とされている漂白が必要になってきます。
ここで、白くする工程ができるかどうかになりますが・・・
ハイブランド品ほど手付けてもらえなくなります。
ほんのちょっとしたシミでもしみ抜きをしてもらえなくなるのがハイブランド品。
綿セーターといえど20万、30万する服は当たり前にあります。
何かあった時の事を考えたらリスクのあることはしないほうが無難なので、ハイブランド品ほど何もされなくなります。
無難に指定通りに洗うだけ。
指定以外の事をして何か不具合が起きてしまうと、保険をかけていても保険適用外となる可能性も高くなるからです。
黄ばんだ服のシミを取るとどうなる？
一番気になるのはこのシミ。
肩部分はかなり黄ばんでいる部分ですが画像だとよく見えないですね。
なんとなく服が黄ばんできた、くすんできたってご相談もかなり増えてきているのでそうそう！って思われる方も多いのでは？
服自体が黄ばんだり色がくすんでいると、しみ抜きするとその部分だけ新品時に近い色が出てきます。
すると色抜けしたように綺麗になってしまうんです。
明るい色の服はよくある現象。黄ばみくすみを取らずシミだけ除去はできないんです。
今回の状態だと、できる限り全体のくすみと黄ばみを落とすのと同時にシミも除去していく。
ただし、リスクもかなりかかる作業になるのでリスクをご説明しご了解頂ければ復元洗いをしていくという流れになります。
復元洗いは全体を新品時にできる限り近づくよう洗っていきます。
洗い方法も一点一点違います。
実際に作業をしていくと、事前に説明したこと以外の方法に変わることもあります。
臨機応変に対応しながらできる限り風合い変化を抑えて洗っていくのが復元洗いになります。
肩部分はかなり黄ばんでいる部分ですが画像だとよく見えないですね。
なんとなく服が黄ばんできた、くすんできたってご相談もかなり増えてきているのでそうそう！って思われる方も多いのでは？
服自体が黄ばんだり色がくすんでいると、しみ抜きするとその部分だけ新品時に近い色が出てきます。
すると色抜けしたように綺麗になってしまうんです。
明るい色の服はよくある現象。黄ばみくすみを取らずシミだけ除去はできないんです。
今回の状態だと、できる限り全体のくすみと黄ばみを落とすのと同時にシミも除去していく。
ただし、リスクもかなりかかる作業になるのでリスクをご説明しご了解頂ければ復元洗いをしていくという流れになります。
復元洗いは全体を新品時にできる限り近づくよう洗っていきます。
洗い方法も一点一点違います。
実際に作業をしていくと、事前に説明したこと以外の方法に変わることもあります。
臨機応変に対応しながらできる限り風合い変化を抑えて洗っていくのが復元洗いになります。
◆落ち切らなかった部分はしみ抜きで除去
まずはお客様が一番落としてほしいと言われた一番濃いシミ部分です。
今回は白と赤の生地を縫い合わされおりルイヴィトンのロゴマークも胸元にあります。
この部分の色褪せを抑え、色滲みなどが出ないように白い部分の黄ばみを落としていくため真っ白を漂白するようなわけにはいきません。
全体的な処理方法が弱くなる＝落ちにくいシミは残ってしまいます。
部分的にしみ抜きをする場合、全体処理よりもシミ抜き力は強くなるので落とすことができますが、白い部分の色を新品時に近づけておかないとしみ抜きした部分が白く色抜けしたようになります。
この色の差をできる限り出さないよう、全体の色合いを新品時にできる限り近づけてからしみ抜きをしています。
肉眼で見てもしみ抜きした部分の色の差は見えないレベルで取れています＝白い部分の色はほぼ新品時の色に戻っています。
今回は白と赤の生地を縫い合わされおりルイヴィトンのロゴマークも胸元にあります。
この部分の色褪せを抑え、色滲みなどが出ないように白い部分の黄ばみを落としていくため真っ白を漂白するようなわけにはいきません。
全体的な処理方法が弱くなる＝落ちにくいシミは残ってしまいます。
部分的にしみ抜きをする場合、全体処理よりもシミ抜き力は強くなるので落とすことができますが、白い部分の色を新品時に近づけておかないとしみ抜きした部分が白く色抜けしたようになります。
この色の差をできる限り出さないよう、全体の色合いを新品時にできる限り近づけてからしみ抜きをしています。
肉眼で見てもしみ抜きした部分の色の差は見えないレベルで取れています＝白い部分の色はほぼ新品時の色に戻っています。
スーツの浮きの原因～購入後4～5年で起きる浮きはクリーニングによる加速劣化～
黄ばみ変色部分
一番黄ばみ変色が出ていた部分です。
ビフォーとアフターで同じように下に白い紙を置きセーターの色の差が見わかるように撮影しています。
左側の復元洗い前は全体的にこんな感じで黄ばみ変色が出ていました。
右側が復元洗い後ですが、白さの違いが一目瞭然でわかるかと思います。
この黄ばみが出ている状態で部分的な染み抜きをすると、黄ばみの中に右側のような白く綺麗になった色が出てくるんです。
明るい色の場合、全体の色が目に見えてくすんでいたり黄ばんでいたりすればしみ抜きした所が同じように色抜けしたように見えてしまいます。
全体の色を直す方法は家庭でできるような漬け込み洗いなどだけではなく様々な方法があります。
素材、色、デザインにより方法を考えていきますが当店の場合は誰かに教わったことは一つもなくすべて当店独自の方法になります
ビフォーとアフターで同じように下に白い紙を置きセーターの色の差が見わかるように撮影しています。
左側の復元洗い前は全体的にこんな感じで黄ばみ変色が出ていました。
右側が復元洗い後ですが、白さの違いが一目瞭然でわかるかと思います。
この黄ばみが出ている状態で部分的な染み抜きをすると、黄ばみの中に右側のような白く綺麗になった色が出てくるんです。
明るい色の場合、全体の色が目に見えてくすんでいたり黄ばんでいたりすればしみ抜きした所が同じように色抜けしたように見えてしまいます。
全体の色を直す方法は家庭でできるような漬け込み洗いなどだけではなく様々な方法があります。
素材、色、デザインにより方法を考えていきますが当店の場合は誰かに教わったことは一つもなくすべて当店独自の方法になります
◆ルイ・ヴィトンニット~黄ばんでしまう原因～ まとめ
ブランド品、ハイブランド品をお持ちの方なら気が付いている方は増えてきています・・・
高額品ほどシミなど落としてもらえなくなっていきます。
洗い方に関しても負荷をかけないようにソフトに洗うほど汚れ落ちは悪くなるため明るい色のくすみ、黄ばみが出てきます。
汚れの残留量が多いほどくすみと黄ばみは早く出てくるようになり、汚れの残留量が多い状態で熱乾燥されてしまうと白い綿製品などは一度で驚くほど黄ばんでしまうんです。
夏物であれば汗が残った状態で熱乾燥すると一気に黄ばんでしまいます。
おしゃれ工房You友以外にもブランド品を得意とする有名店はあります。
黄ばみが出ない方法でクリーニングをしてくれるお店に出すことで白いまま気持ちよく着られます。
そんなお店を利用して馴染みとなれば、お客様ご自身の希望する仕上げとか気にされる点などもちゃんと覚えてくれ、何も言わなくても希望通りの仕上がりとなって帰ってくると思います。
普段お世話になっているお客様の服って前回どう洗ったかを覚えています。
同じ服でも毎回状態は違っています。
春先、秋口など汗になるかもしれない微妙な状態に着る服は汗処理をしてドライクリーニング、水洗い、と交互に洗っていったりします。
お客様から依頼されるわけではなく、こちらの判断で洗い分けて行きます。
普段お世話になっているお客様の服が来シーズン着る時に変色が出ていたりした場合、それはおしゃれ工房You友の責任となりますので、そんなことが起きないように洗っていきます。
服を扱うだけではなくお客様一人一人と良い関係を築きお付き合いしていくのも当店ならではだと思います。
高額品ほどシミなど落としてもらえなくなっていきます。
洗い方に関しても負荷をかけないようにソフトに洗うほど汚れ落ちは悪くなるため明るい色のくすみ、黄ばみが出てきます。
汚れの残留量が多いほどくすみと黄ばみは早く出てくるようになり、汚れの残留量が多い状態で熱乾燥されてしまうと白い綿製品などは一度で驚くほど黄ばんでしまうんです。
夏物であれば汗が残った状態で熱乾燥すると一気に黄ばんでしまいます。
おしゃれ工房You友以外にもブランド品を得意とする有名店はあります。
黄ばみが出ない方法でクリーニングをしてくれるお店に出すことで白いまま気持ちよく着られます。
そんなお店を利用して馴染みとなれば、お客様ご自身の希望する仕上げとか気にされる点などもちゃんと覚えてくれ、何も言わなくても希望通りの仕上がりとなって帰ってくると思います。
普段お世話になっているお客様の服って前回どう洗ったかを覚えています。
同じ服でも毎回状態は違っています。
春先、秋口など汗になるかもしれない微妙な状態に着る服は汗処理をしてドライクリーニング、水洗い、と交互に洗っていったりします。
お客様から依頼されるわけではなく、こちらの判断で洗い分けて行きます。
普段お世話になっているお客様の服が来シーズン着る時に変色が出ていたりした場合、それはおしゃれ工房You友の責任となりますので、そんなことが起きないように洗っていきます。
服を扱うだけではなくお客様一人一人と良い関係を築きお付き合いしていくのも当店ならではだと思います。