Blog
ブログ

和服(着物)クリーニング~心配される方も多いようなので洗い方のご説明~

↓↓和服クリーニング参考価格↓↓(2026年1月時点価格 税込み・全品防虫抗菌加工込み)
無地、小紋、喪服9,350円~
訪問着11,000円~
留袖11,000円~
振袖13,200円~
襦袢5,500円~
振袖襦袢6,600円~
名古屋帯4,950円~
袋帯6,050円~
襟拭き(ファンデーション等のシミ抜きのみ)4,400円~
仕上げのみ(畳み線、仕舞いシワ伸ばし等)5,500円~
和服のしみ抜き参考価格(2026年1月時点

付いてすぐの落としやすいシミ1か所 (1㎝程度)  
2200円(税込み)~
数十年しまい込んで落としにくいシミ1か所(1㎝程度)
4400円(税込み)~
(シミの大きさ、難易度により価格は変わります)

時間が経っていないシミでも古いシミでも、しみ抜きと同時に色が抜けてしまう場合
しみ抜き代金+100%の色補正代が目安となります。

例、しみ抜き3300円の場合、色補正+3300円 合計で1か所6600円となります。


しみ抜きは下からバキュームで吸い取りながらやっていくため、裏側に染み抜き跡が出てしまう事があります。

できる限りシミにならないよう除去していきますが裏側までシミを残さず除去したい場合、

シミ部分近辺を解き裏側を外してしみ抜き、除去後に縫製をしていきますが縫製代金がかかります。

色が多少薄くなっても色補正まではしない場合、しみの状態と色抜けのバランスをながらしみ抜きをしていきます。

しみ抜きと色修正は別工程になりますので、確認後に色修正のご依頼されても大丈夫です。

◆和服(着物)を依頼する時の注意点、洗い方法など

おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 店主 大友眞吾です。

成人式も終わり和服クリーニングについてのご質問等、お問い合わせが続けてありますので確認すべきことと洗い方法などをご説明させて頂きます。
依頼されるお店により違いますのでおしゃれ工房You友の和服(着物)クリーニング方法となります。

一番聞きにくいけど確認したいことは・・・「クリーニングに出しても大丈夫ですか?」って事だと思います。
初めてご利用されるであろうお客様が最も気になるところだと思います。

和服クリーニングはドライクリーニングになります。
○○洗いなど色んな流派のような呼び方もありますがすべてドライクリーニングになります。

水洗いする場合は基本洗い張りする時だけになりますが、洗い張りは着物を解いて洗うため、仕立て直しが必要になります。
今では和服を縫ってくれるお店はかなり少なくなっているので、洗い張りをする場合は仕立てまでできるお店へ依頼したほうが無難かもしれません。

洗い張りをするとシミも汚れもすべてきれいに落ちると思われている方も多いようですが、水洗いしても落ちないシミは残って帰ってきます。
洗い張りして仕立てても同じ場所にシミが残っているって事です。

この辺りは依頼しようと思うお店とよく相談、確認をしてください。

今回は通常の着物クリーニングに付いてご説明させてもらいます。

まず、「大丈夫でしょうか?」と言うストレートなご質問の答えは「大丈夫です!」
40年、服と同時に和服も洗ってきています。

私の場合、どこかで勉強してきたわけではありませんが、明治時代からクリーニング業をしている家系に生まれています。
曾祖父が開業したと聞いていますが祖父の顔こそ知らないのですが昔ながらのクリーニングをしてきた父の仕事を受け継いでいます。

おそらく今ではやらないような方法もおしゃれ工房You友ではやっているんじゃないかな。

時代の流れと共に変えていかなくてはいけない事もありますが、変えてはいけないものもあります。
この部分が私の強みとなって今の時代にも生きています。

今は綺麗なHPもたくさんあり、どこもすごいお店のように見えます。
でもお店ごとに仕事はみんな違います。

仕事内容を真似て撮る、真似て書くだけであれば誰でもできます。

本当の事はそのお店の仕事を実際に見てみなければわからないんです。

和服などどこか他のお店へ出している?って聞かれることもありますので・・・
おしゃれ工房You友では和服でも革製品でも、バック、靴でもすべて当店でやっています。
和服のシミ抜きから色修正(色直し)もすべて当店でやっています。

ご相談で持ってこられるのがとても多いのも、すべてを自分でやっているためしっかりとしたご説明ができるからです。

と言う事で、今回は洗い方法、クリーニング後に確認すべきことなどを説明させて頂きます。

まず、画像は「トンボ」と言う和服専用ハンガーで吊るしてある画像です。

「トンボ」と言ってもわからない方も多くなってきたかなぁ?・・・

年に一度くらいはトンボで吊るし干して湿気を飛ばし(乾かし)浮き出てきたシミ、カビなど生えていないかをチェックするのが一般的なお手入れ方法になります。

クリーニングに依頼する前にもこうして吊るしてシミの有無を確認したほうがいいと思います。

シミがあったら(見えにくくても)白い糸で印をつけ、しみ抜き依頼してください。

基本、クリーニングするだけで落ちるシミは一つもない、と考えてください。
食べこぼしのシミなども洗うだけで落ちることなないんです。

生理のタイミングで着た場合は血液が裏地に付いていないかのチェックが必要です。血液はシミ抜き代金がかかってもできる限り早く除去するべきシミで時間と共にどんどん取れにくくなっていきます。

完全に硬化してしまうと落してくれるお店を探すだけでも大変&とても高額なシミ抜き代金となってしまいます。

そのほか、チェックポイントとして、裾回りや振袖の場合は袖の下部分もチェックします。

地面と接触して汚れたり、トイレなど水場で水分が付いたりするとシミになります。

水シミは洗っても100%取れることはありません。

それと最近だと和服でもファブリーズなどを吹き付ける方もいらっしゃるようですが絶対NGです。

特に数十年前の和服などに吹き付けるとそのまま水シミとなり落とすのがとても困難になります。

おばあちゃんが着た振袖をお母さん、娘さん、そしてお孫さんにも着せてあげたいって方がとても増えています。

ちゃんとしたお手入れがされていれば代々受け継ぐことができ、同じ祝い着、振袖を着て記念写真を撮ることができます。

これまでたくさんのご相談を頂き、お手伝いもさせて頂くことができています。

和服って一度しまうと何年もしまったままになることも多いので、ご自身の目でシミの有無をしっかり確認し、シミがあったらシミ抜きをしてくれるお店へ依頼してください。

シミがたくさんある場合、全部シミ抜きをすると高額になってしまうので、記念撮影をしたい場合であれば写り込むシミの場所などアドバイスしたり、このシミだけ取ればこうして写す事でシミが見えなくなります等アドバイスもさせてもらっています。

これもとても喜ばれるサービスの一つとなっています^^

和服 着物クリーニング~4日後に使いたいけどできますか?~

◆変えていくべき事と変えてはいけない事

和服クリーニングって昔は洗う時にソープ(ドライ用洗剤)などは一切使わない事が常識と言われていました。
余分なモノは一切残さないように洗うのが和服クリーニングと言われていました。

でも今の時代は変ってきています。
おしゃれ工房You友を開業して以来、色々と調べ、今の和服クリーニングは当店の場合、行為金防カビ防虫加工をして洗い仕上げています。

繊維に残しても何の影響も出ない進化した抗菌防カビ剤。
和服クリーニングに余分なモノを入れてはだめだ、と使い始めの当初言われたこともありますが、何も影響が出ないのにダメ理由は?と聞いても誰も答えることができない。

昔の時代の常識に囚われ続けていたら新しい事が取り込めなくなるんです。

洋服でも着物でも目に見えていない汚れもあるし、見えない菌も付着しています。
コロナ以降、かなり敏感になっている方も増えていますが、菌って目には見えていませんが大変な事になったのは記憶に新しい事です。

おしゃれ工房You友で加工している抗菌剤は洗ったり着用中の擦れなどにより脱落していくまで効果が持続します。

コロナ菌が付着しても脱いで吊るしておけば数時間で菌は不活性化できるとエビデンスがある抗菌剤を使用しています。

着用中の汚れはコロナのような恐ろしい事態を起こすようなことはありませんが、洋服同様長い年月をかけると変色したり目に見えるシミとして浮き出てきます。

当店をご利用されているお客様の場合、一度使ったら必ずクリーニングするって方が多いので基本的に目立った汚れはほぼ無いんです。

時折シミが付いてしまったというのはありますが、付いてすぐの食べこぼし程度のシミであれば99%は取ることができると思います。

数十年前の古いシミでも95%以上の確率で取ることができています。

画像は衿部分と脇部分の洗う前段階の前処理シミ抜きです。

エリは汚れていなさそうに見えても肌に触れる部分は必ず汗、皮脂など油性系汚れが付着します。
シミとして見えるようになってからの除去はしみ抜き代金もかかるし落とすのも大変になります。

洗うだけでは落ちない汚れなので、シミとして出てくるのを防ぐ予防しみ抜きはとても大切な工程になります。

脇部分は汗取り用の下着類、肌襦袢、襦袢などを着ることで着物部分まで汗が浸透して濡れた状態になったとしても変色を出す汗の成分は着重ねた襦袢類でろ過される形で除去され、変色が出る成分は着物本体まで付着しなくなる可能性が高くなります。

なのでちゃんと汗取り対策をして着物を着られる方ってかなり汗になっても変色など出ずに済んでいます。

和服クリーニングもドライクリーニングになるので汗など水溶性汚れは落ちないのは同じなんです。

普通に和服クリーニングに依頼しているだけで汗シミなど出てこないのは汗対策がちゃんとされ機能しているからです。

ただし、発汗量が多くなると汗と一緒に分泌される油分が水分と一緒に浸透して着物まで付着してしまいます。

脇部分をよく見るとなんとなく黒ずんで見える?って感じた場合は汗に含まれている油分です。

和服クリーニングはかなりソフトな洗い方になるので落ちずに残ってしまうため、必ず染み抜きで油分除去をしていきます。

昔はこの処理はドライ溶剤でも水溶性シミが落とせる前処理剤と呼ばれる染み抜き剤を作り、ブラシ掛け(ササラ掛けと呼ばれていました)で除去をしていました。

時代と共に機械も進化し、使っている前処理しみ抜きは繊維を傷めない超音波振動によりしみを除去する方法へと変わっています。

使うしみ抜き剤もどんどん進化し、水溶性のシミを除去でき、でも繊維に対して水の影響が出ないしみ抜き剤へと進化しています。
液状のものなら秒間8千回~12千回振動されることができる染み抜き機で、振動だけシミに浸透、分解除去することができます。

時代も進化していますので、新しい技術、しみ抜き剤はどんどん新しいものを取り入れ変えていく。

でもこうした基本的なお手入れ方法の考え方、手間のかかることでもやっていくべきことは変えてはいけないんです。

当店は和服でも洋服でも基本すべて1点1点干し自然乾燥させています。
乾燥機を使えば干す手間もなく短時間で乾きますがタンブル乾燥は縮み変形など不具合が一番出る工程です。

手間のかかることから手間のかからないことに移行してしまうと元には戻れなくなるので今も昔も自然乾燥しています。

この辺りの考え方が大きな違いとなっていくのがクリーニングの仕事の差になるかと思います。

和服(着物)のクリーニング~留袖のカビ取り~

ぱっと見では見えない部分 必ず確認したほうが良い場所

画像は袖先端、裏側です。
必ず肌に触れる部分です。

クリーニングには出していた、と言われる着物でも確認してみると服の袖口と同じように黒ずんだ皮脂汚れが残っている事がたくさんあります。

一度の着用で付く汚れではない状態の汚れ。

今まで使った分の汚れがそのまま蓄積している状態って事です。

黒ずんだ状態のまま残っていると汚れを落としたあと、黄色っぽい変色が残ります。

汗による黄ばみ、皮脂など汚れによる汚れ焼けと言われる黄ばみです。

落とそうと思うと漂白系のシミ抜きをすることになりますが裏表とも正絹が使われているため簡単に除去はできません。

同じクリーニングでもこの汚れを落としてから洗ってくれるお店へ依頼出来ていれば出ることが無い変色です。

依頼する前に確認して汚れが目に見えていたら染み抜き代金が多少かかったとしても落としてもらわないと、我慢して使うか、後々しみ抜きで落とすとなると何倍もの代金がかかってしまいます。

高価な和服ですので価格だけじゃなくちゃんとしたお手入れをしてくれるお店へ依頼するのが安心です。

裾裏、表

もう一か所の注意点は裾の裏表。

階段の上り下りする時など注意しないと擦ってしまう裾。

外を歩くだけでもロングスカートとかワンピースなどよりも地面に近いため地面の汚れが付着しやすい部分です。

よく使われる場合、かなり黒ずんでいる和服も多く見かけます。

汚れてるいるからしみ抜きするのではなく、蓄積させないように落としていく予防しみ抜きが大切です。

私の和服クリーニングの洗い方は 衿、脇、、袖口、裾回りは汚れに関係なく予防するためにしみ抜き除去してから全体クリーニングとなります。

縮みやすい、色が滲む、色が出やすい着物を問題なく洗うことができる技術はハイブランド品を洗って行くための技術にもなっています。

ドライクリーニングと一言で言ってもお店により洗浄方法も考え方も違います。

そのお店で洗っているのかどうか、そのお店の技量は?って思ったら気になることをお店へ相談してみるとわかります。

納得でき安心して任せられるって感じられたなら、ちゃんとしたお手入れをしてもらえる判断目安にはなるかと思います。

◆長襦袢(ながじゅばん)も行程的には同じ

長襦袢も行程的には同じです。
半襟がつけられている場合、本来なら外して別々に洗うのですが、今は縫い付けられたままであればそのままつけて洗っています。

襟を二つ折りにして糸で仮止めしてある場合も染み抜き、汚れがかなりひどい場合を除き糸はそのままの状態で洗っていきます。

というのも・・・外したり切ったりすることがクレームになるという事例が起きてきたからです。

付けるのが大変、借り物、親から受け継いできたものなどは預かった現状をそのまで洗っていきます。

外さなければいけない場合はご説明をしてから外し、取り付ける場合は別途代金がかかります。

この襦袢は襟部分を二つ折りにして縫い付けられているため折り曲げられている先端部分を平らに広げて染み抜きしています。

肌にこすれる部分なので降り曲がった状態だと汚れ落ちが悪くなります。

二つ折りで縫い付けられている襟の場合、受付時に広げてみると線上に汚れが残っているものって結構あるんです。

一度の着用での汚れ程度であればきれいに除去できますが蓄積させてしまうと変色、色落ちなどが起きてきます、



藍染め法被(はっぴ)~色落ちが激しい法被の色落とし・使用感を出す年期入れ~

脇と袖口

こちらも基本的には着物洗いと同じです。
汚れの付き方的には襦袢のほうが付着量は多くなります。

襦袢は着物に付く汚れを防いでくれています。

大量の汗をかいた場合、においなどが出ている場合、和服クリーニングでは落ちません。

襦袢なら正絹でも水洗いができます。
多少風合い変化などが起きたりしても内側に着るものなので見えません。

においなどが出てしまっていると着ることができないので落とそうと思う場合は洗い張りが必要になってしまいます。
ただ先にも書いたように洗い張りすると仕立てが必要になり代金もかかります。

解かずに水洗い出来る場合もありますが、その判断と価格などは状態により変わりますので困っている方は一度ご相談ください。

◆襦袢の裾 表裏

着物は洗っても襦袢は洗われないことも多いため袖裏、裾裏など結構汚れていたりします。
汚れの蓄積量が多いと洗いながらの染み抜きでは落ち切らず残ってしまいます。

着物と同じように襟、袖、脇、裾の4か所はすべて染み抜きして汚れを落としていきますが、落ちる分しか落とすことができません。

数回程度着用した着物の4か所を確認してみると目に見える程度の汚れがあるのではないかと思います。

ひどくはないけどなんとなく汚れが見える、程度の時点でクリーニングをしていくことで汚れをきれいに除去もでき何十年たっても愛用できるきれいな状態を維持できるかと思います。

私の娘の成人式の時は妻が着た振袖を着ましたが、シミ一つなくとてもきれいな状態で着させてあげることができました。

お手入れらしいことは何もしておらずしまいっぱなし(クリーニング屋失格)だったにも拘わらずに綺麗だったのでちょっとびっくりしたことを思い出しました。

◆帯

帯ももちろん洗うことができます。

帯は上下の端部分の黒ずみを確認し、黒ズミが見える場合はできる限り除去していきます。

シミがある場合は着物同様染み抜きで除去していきますが、帯の場合は染み抜きのみの処理ができないものもあります。

染み抜き剤をつける、水ですすぐ工程で輪ジミになってしまうことが結構あるんです。

染み抜き後、輪ジミが取れない場合はクリーニングが必要になります。

この辺りは状態を見てご説明させてもらいます。

◆着物をしまうときの注意点 まとめ

着物をクリーニングに出すと紙が挟まれていることがあると思います。
この紙には意味があります。

柄がプリントされている着物の場合、たたんだ時にプリント同士が密着する状態だと貼り付いてしまうことがあります。
プリント部分が加水分解という現象で溶けだしてくるためべたつきが出てきて貼り付いてしまうんです。

Tシャツのプリント同士が貼り付いて剥がれてしまったって経験ある方もいるかと思いますが、同じ現象が起きてしまいます。

柄が刺繍されている場合、プリントではない場合はプリントが溶け出す現象は起きないので必要はないのですが・・・

ですのでプリントの柄部分には必ず紙を挟んでたたんでいます。

プリント柄の着物は柄同士が合わさる部分には挟んでおかないと貼りつくことがありますので紙を一枚挟んでおくほうが安全です。

ブログ一覧

Contact
お問い合わせ

お問い合わせはお電話・LINEより承ります。
お気軽にご相談ください。