今回のリーバイスパンツ復元参考価格
12000円(税込み13200円)
復元洗いは服の種類、形状、素材、色により工程がすべて異なります。
ご相談時に説明をさせて頂きますが、通常のクリーニングと違いリスクがかかる作業になることがほとんどです。
リスク等もすべて異なりますので現物を見てからのご説明、お見積りとなります。
LINEでのご相談の場合、画像で見てわかる範囲でのお答えはさせてもらいますが、現物を見てみないとわからない事もありますので、現物を拝見後にご連絡させて頂きます。
ご相談料、しみ抜きテストなどの代金は頂きませんが新しい箱に入れ梱包してお送りさせて頂きます。
ご返品の場合は今現在、1530円(沖縄は除く)の着払いにてご返品させて頂いております。
(送料一律1200円 代引き手数料330円・令和6年10月現在)
佐川急便一般料金表
https://www2.sagawa-exp.co.jp/uploads/resources/whatsnew/2023/pdf/takuhai_new.pdf
◆ご希望に添えない事もあるヴィンテージ品
おしゃれ工房You友(ゆうゆう) 大友 眞吾です。
クリーニング店で断られるようなご相談が毎日あります。
ヴィンテージ品の変色、シミ抜きもその中の一つです。
「もし出てきたら教えて!!」とお店にお願いしてあったというヴィンテージパンツのご依頼です。
ずっと探していたパンツがデッドストックで見つかったとの事で購入したところ、変色が酷くて使えない・・・
こうしたものってコレクションとしてしまっておく方もいれば使いたいって方もいらっしゃいます。
今回のお客様は「使いたい!履けるようにしてほしい!!」というご相談です。
例えばしみ抜きで色が抜けると色を直していくわけですが、ヴィンテージ品の場合は今の染料を入れたらヴィンテージ品ではなくなる・・・
焼けや変色が酷い場合はシミ抜きのテストもできないモノもあるんです。
この辺りも含め、ご説明していきます^^
クリーニング店で断られるようなご相談が毎日あります。
ヴィンテージ品の変色、シミ抜きもその中の一つです。
「もし出てきたら教えて!!」とお店にお願いしてあったというヴィンテージパンツのご依頼です。
ずっと探していたパンツがデッドストックで見つかったとの事で購入したところ、変色が酷くて使えない・・・
こうしたものってコレクションとしてしまっておく方もいれば使いたいって方もいらっしゃいます。
今回のお客様は「使いたい!履けるようにしてほしい!!」というご相談です。
例えばしみ抜きで色が抜けると色を直していくわけですが、ヴィンテージ品の場合は今の染料を入れたらヴィンテージ品ではなくなる・・・
焼けや変色が酷い場合はシミ抜きのテストもできないモノもあるんです。
この辺りも含め、ご説明していきます^^
色変化の出方
色変化は色が抜けた時だけではなく、服自体が汚れている場合、黄ばんでいる場合でも出てしまいます。
白い服は置いておくだけでも空気中にある酸素により酸化して黄ばんでいきます。
明るい色の服は水洗いに✖が付いている場合、基本ドライクリーニングをしていく事になりますが、水溶性汚れが落ちないためドライクリーニング独特の色のくすみなどが出てきます。
ドライクリーニングによる黄ばみ、くすみの出方は依頼するお店によりかなり差が出てきます。
特に綿、麻の白い服は黄ばみ変色が出ないように洗えるかどうかでかなりの違いが出てきます。
真っ白の服が一度のクリーニングで色がくすんだ、黄ばんだってご相談は多いんです。
色のくすみが出ている、全体的に黄ばんでいる場合、シミ抜きをするとその部分のみ綺麗になるため、色抜けしたような状態になってしまいます。
新品時の色が出てくるだけなのですが、周りが汚れていると色抜けのようになってしまうんです。
この場合、周りのくすみに合わせて色を入れて目立たなくする、と言った色修正をすることもできるのですが、色のくすみ=汚れになるので色で目立たなくするより全体の汚れを落として綺麗にしていく方法をお客様にはお勧めしています。
色を入れて直すと、後々全体的な汚れを落とす復元洗いをした際、色入れした部分のシミのように残ってしまいます。
クリーニングすると生地が傷むから長持ちしないと思われている方も多いようですが、服が着られなくなるのは傷みより汚れ、変色、落ちないシミなどが原因となることがほとんど。
クリーニングに出したら服が傷んだって感じたとしたら、そのお店には良い服を出してはいけないって考えたほうがいいと思います。
ちゃんと洗い分けてくれる、元通りのデザインに仕上げてくれるお店へ依頼していけば、生地が擦り切れてダメになるまで末永く綺麗に愛用できるようになります。
白い服は置いておくだけでも空気中にある酸素により酸化して黄ばんでいきます。
明るい色の服は水洗いに✖が付いている場合、基本ドライクリーニングをしていく事になりますが、水溶性汚れが落ちないためドライクリーニング独特の色のくすみなどが出てきます。
ドライクリーニングによる黄ばみ、くすみの出方は依頼するお店によりかなり差が出てきます。
特に綿、麻の白い服は黄ばみ変色が出ないように洗えるかどうかでかなりの違いが出てきます。
真っ白の服が一度のクリーニングで色がくすんだ、黄ばんだってご相談は多いんです。
色のくすみが出ている、全体的に黄ばんでいる場合、シミ抜きをするとその部分のみ綺麗になるため、色抜けしたような状態になってしまいます。
新品時の色が出てくるだけなのですが、周りが汚れていると色抜けのようになってしまうんです。
この場合、周りのくすみに合わせて色を入れて目立たなくする、と言った色修正をすることもできるのですが、色のくすみ=汚れになるので色で目立たなくするより全体の汚れを落として綺麗にしていく方法をお客様にはお勧めしています。
色を入れて直すと、後々全体的な汚れを落とす復元洗いをした際、色入れした部分のシミのように残ってしまいます。
クリーニングすると生地が傷むから長持ちしないと思われている方も多いようですが、服が着られなくなるのは傷みより汚れ、変色、落ちないシミなどが原因となることがほとんど。
クリーニングに出したら服が傷んだって感じたとしたら、そのお店には良い服を出してはいけないって考えたほうがいいと思います。
ちゃんと洗い分けてくれる、元通りのデザインに仕上げてくれるお店へ依頼していけば、生地が擦り切れてダメになるまで末永く綺麗に愛用できるようになります。
シミ抜きで色が抜けるかどうかは染められ方とシミの状態次第
部分的に色が抜けたのを直す染色技術を「色補正」「色修正」と言います。
できるお店はかなり少なくなる技術になりますが、色直しができるお店ほど服の色を落とさないシミ抜きができるんです。
私自身も「シミ抜きで色ごと抜いても直せるから・・・」的な事をよく言われました。
ども、色直しができる職人で色が抜けても直せばいいと、簡単に色を抜くようなことはしないんです。
できる限り色を抜かないようシミだけを取ることに全力を注ぎ、シミを取るためにはどうしても少し色が抜けてしまう場合のみ、色抜けを最小限に抑えながらしみ抜きをしていきます。
抜けていく色を目で見て確認しながら、これ以上抜くと直りが悪くなるぎりぎりのラインまでシミ抜きをしていく。
色修正ができないとこのラインがわからないんです。
染料は繊維に対して定着力が低く染められていれば簡単に色抜けしてしまうし、しっかり定着するように染められていてもシミが付き時間が経つとシミ部分は酸化速度が速くなるため染料も酸化により侵され色が抜けていきます。
酸化が進んでいるとシミ部分の染料はすでに侵され抜けていたり、抜けやすくなっているためシミの形のまま色が抜けることもあります。
カビが生えて時間が経つとカビが繊維に浸潤しながら染料も侵されカビの形の状態で色が抜けるというのは良くあります。
目で見て判断しても実際に作業をしていくと予測できない事が起きたりします。
古いものになればなるほど想定外の事が起きる可能性が高くなるので、状態を見て臨機応変に対応していきます。
できるお店はかなり少なくなる技術になりますが、色直しができるお店ほど服の色を落とさないシミ抜きができるんです。
私自身も「シミ抜きで色ごと抜いても直せるから・・・」的な事をよく言われました。
ども、色直しができる職人で色が抜けても直せばいいと、簡単に色を抜くようなことはしないんです。
できる限り色を抜かないようシミだけを取ることに全力を注ぎ、シミを取るためにはどうしても少し色が抜けてしまう場合のみ、色抜けを最小限に抑えながらしみ抜きをしていきます。
抜けていく色を目で見て確認しながら、これ以上抜くと直りが悪くなるぎりぎりのラインまでシミ抜きをしていく。
色修正ができないとこのラインがわからないんです。
染料は繊維に対して定着力が低く染められていれば簡単に色抜けしてしまうし、しっかり定着するように染められていてもシミが付き時間が経つとシミ部分は酸化速度が速くなるため染料も酸化により侵され色が抜けていきます。
酸化が進んでいるとシミ部分の染料はすでに侵され抜けていたり、抜けやすくなっているためシミの形のまま色が抜けることもあります。
カビが生えて時間が経つとカビが繊維に浸潤しながら染料も侵されカビの形の状態で色が抜けるというのは良くあります。
目で見て判断しても実際に作業をしていくと予測できない事が起きたりします。
古いものになればなるほど想定外の事が起きる可能性が高くなるので、状態を見て臨機応変に対応していきます。
使っていなくても生じる汚れの蓄積や黄ばみ変色
畳んで置いてあったため、折り目を境に色が変わっています。
表面に出ていた部分は汚れの蓄積による黒ずみ、汚れにより酸化が進み変色の両方が出ています。
新品時はかなり明るいオフホワイト系の色だったことがわかります。
空気中に舞っているチリやほこりの汚れ、これらの汚れは酸化物です。
酸化物(汚れ)が付着すると空気中の酸素による酸化速度が早く進むため、汚れている部分のみ黄ばみ黄変が出てきます。
汗をかいた服の脇だけが黄ばむ、襟だけが黄ばんだり変色したりするのも汚れが付着したことで酸化速度が早くなるため起きる現象です。
どんな服でも空気中に舞っているチリやほこりの汚れ、湿気に溶け込んでいる目には見えていない水溶性汚れなどが使っていなくても付着していくため酸化、黄変していきます。
色の濃い服は黄ばみが出ても見えないだけで同じように酸化しています。
色の濃い服の場合、一定限界を超えてくると色抜けなどが起きてきます。
黒い服など赤っぽくなってくるのも汗など汚れにより酸化が進み染料も酸化により分解されていくため色変化が起きてきます。
クリーニングしてあっても、新品で一度も袖を通していなくても起きてくる現象です。
このパンツがとても良い事例で一目でわかりますね。
表面に出ていた部分は汚れの蓄積による黒ずみ、汚れにより酸化が進み変色の両方が出ています。
新品時はかなり明るいオフホワイト系の色だったことがわかります。
空気中に舞っているチリやほこりの汚れ、これらの汚れは酸化物です。
酸化物(汚れ)が付着すると空気中の酸素による酸化速度が早く進むため、汚れている部分のみ黄ばみ黄変が出てきます。
汗をかいた服の脇だけが黄ばむ、襟だけが黄ばんだり変色したりするのも汚れが付着したことで酸化速度が早くなるため起きる現象です。
どんな服でも空気中に舞っているチリやほこりの汚れ、湿気に溶け込んでいる目には見えていない水溶性汚れなどが使っていなくても付着していくため酸化、黄変していきます。
色の濃い服は黄ばみが出ても見えないだけで同じように酸化しています。
色の濃い服の場合、一定限界を超えてくると色抜けなどが起きてきます。
黒い服など赤っぽくなってくるのも汗など汚れにより酸化が進み染料も酸化により分解されていくため色変化が起きてきます。
クリーニングしてあっても、新品で一度も袖を通していなくても起きてくる現象です。
このパンツがとても良い事例で一目でわかりますね。
◆汚れを順番に落とし復元していきます。
状態を見て想定できるリスク、復元していく方法などご説明させて頂きますが、復元洗い方法についてはお任せして頂くしかありません。
復元洗いという工程があるわけではなく、綺麗にしていく工程を全部含めて復元洗いとしています。
ほとんどの場合、素材とデザインと色、状態を見てやっていく工程、手間などをその場で予測ができています。
でも実際にはやっていきながら状態を見て方法を考えて作業をしています。
基本的にはシミ抜きも同じですが、油性汚れを落とし水溶性汚れを落とし、酸化処理とやっていきます。
この工程だけで綺麗になってくれれば良いのですがそう簡単にはいかないのが当店へ相談される復元洗いです。
復元洗いという工程があるわけではなく、綺麗にしていく工程を全部含めて復元洗いとしています。
ほとんどの場合、素材とデザインと色、状態を見てやっていく工程、手間などをその場で予測ができています。
でも実際にはやっていきながら状態を見て方法を考えて作業をしています。
基本的にはシミ抜きも同じですが、油性汚れを落とし水溶性汚れを落とし、酸化処理とやっていきます。
この工程だけで綺麗になってくれれば良いのですがそう簡単にはいかないのが当店へ相談される復元洗いです。
風合いを変化させず、新品に近い状態へ仕上げていく復元洗い
汚れやシミ、変色が取れても縮み変形などが出てしまったら服として着られません。
洗い指定で水洗いに✖が付けられている服の水洗いをクリーニング店がしないのも水洗いはドライクリーニングと比べると縮み変形が出やすく、綿、麻、シルク製品などは色落ちも出やす洗い方法になるからです。
水洗い✖となっている服をウェットクリーニングして納品できない状態になってしまったという同業者からのご相談は後を絶たないんです。
縮み変形を出さないように洗い、風合いも変化させないように洗っていく事も難しいんです。
そして今回のような状態はソフトに無難に洗っても綺麗には出来ないんです。
この素材、色ならこの辺りが限界、というラインを見極め復元していく、縮み変形が出ても修復仕上げができる程度の範囲で収めていく。
実際にやっていくと洗う事より元通りのデザインに修復して仕上げていく事が一番難しいんです。
少し凝ったデザインの服はトルソー(マネキン)に着せデザインを画像に何枚も撮り仕上げ時にサイズとデザインを確認しながら仕上げていきます。
洗い指定で水洗いに✖が付けられている服の水洗いをクリーニング店がしないのも水洗いはドライクリーニングと比べると縮み変形が出やすく、綿、麻、シルク製品などは色落ちも出やす洗い方法になるからです。
水洗い✖となっている服をウェットクリーニングして納品できない状態になってしまったという同業者からのご相談は後を絶たないんです。
縮み変形を出さないように洗い、風合いも変化させないように洗っていく事も難しいんです。
そして今回のような状態はソフトに無難に洗っても綺麗には出来ないんです。
この素材、色ならこの辺りが限界、というラインを見極め復元していく、縮み変形が出ても修復仕上げができる程度の範囲で収めていく。
実際にやっていくと洗う事より元通りのデザインに修復して仕上げていく事が一番難しいんです。
少し凝ったデザインの服はトルソー(マネキン)に着せデザインを画像に何枚も撮り仕上げ時にサイズとデザインを確認しながら仕上げていきます。
濃い変色と薄い変色を均一になるように合わせていく
極端に変色の濃淡が出ている場合全体ができる限り均一な色になるように復元していきますが多少の濃淡が出てしまう事もあります。
今回の場合、コーデュロイなので、強い折れシワ、凹凸など作ってしまうと綺麗に直せなくなる事もあります。
アイロンが当てられない(繊維が寝てしまうため)素材の場合、特に風合い変化が出ないよう、注意して洗っていきます。
同じコーデュロイでも水洗いできる表示とできない洗い指定になっているモノがあります。
水洗い時に縮み、風合い変化が出るかどうかは洗い指定である程度判断ができます。
水洗いに✖となっている場合、水洗いして変化が出ると綺麗に直せなくなります。
水洗いに✖が無い場合、変化が出ないモノがほとんど。
これはメーカーが作る際、水洗いが出来るように作っているかどうかになります。
水洗い不可表示の場合、着られないほどの状態になることはほとんどありませんが、新品時の風合いが大きく変化してしまう可能性が高くなります。
水洗い不可表示の場合、このリスクもお伝えしていますが、リスクを覚悟で復元洗いをしない限り綺麗には出来ないんです。
今回の場合、コーデュロイなので、強い折れシワ、凹凸など作ってしまうと綺麗に直せなくなる事もあります。
アイロンが当てられない(繊維が寝てしまうため)素材の場合、特に風合い変化が出ないよう、注意して洗っていきます。
同じコーデュロイでも水洗いできる表示とできない洗い指定になっているモノがあります。
水洗い時に縮み、風合い変化が出るかどうかは洗い指定である程度判断ができます。
水洗いに✖となっている場合、水洗いして変化が出ると綺麗に直せなくなります。
水洗いに✖が無い場合、変化が出ないモノがほとんど。
これはメーカーが作る際、水洗いが出来るように作っているかどうかになります。
水洗い不可表示の場合、着られないほどの状態になることはほとんどありませんが、新品時の風合いが大きく変化してしまう可能性が高くなります。
水洗い不可表示の場合、このリスクもお伝えしていますが、リスクを覚悟で復元洗いをしない限り綺麗には出来ないんです。
◆デッドストックリーバイス復元 まとめ
今回のパンツは最終的には5回の復元洗いを繰り返し、どうしても残ってしまった濃い部分をしみ抜きで落として仕上げています。
新品時の時の色がどの程度のオフホワイトだったのかがわからないので、真っ白にならないよう少しずつ強さを調節しながら復元洗いをしていきました。
一番最初のトップ画像を、見て頂くと後ろポケットに四角く白い部分が見えると思います。
この場所にはブランドロゴなどが入っている四角い生地が縫い付けられていました。
この生地を付けたまま復元洗いするとダメになる可能性があるため外したのですが、一番新品時に近い色合いが出てきています。
今回はこの部分を目安に均一になるように復元洗いをしていきました。
新品時と比べることは出来ませんが、かなり近いオフホワイトの色合いに仕上がっていると思います。
お客様も一目見て「ここまでできるんですね!!!」とビックリされていました。
どこまで出来るかは、技術もさることながら状態と服の作られ方次第。
しっかりとした服作りをされていればかなりの状態でも綺麗にできます。
デザインと風合いを重視した作りで、着て汚れた時のことなどまで想定せずに作られていると直せない不具合が起きてしまう可能性が高くなります。
でも、今回の状態の服を着られるレベルまで綺麗にしていくとなると、ある程度のリスクは覚悟してやらないと綺麗には出来ないんです。
試してみるかどうかはお客様次第。
お客様にも覚悟をしてもらわないとできない事ですので、当店としては本当にダメになってしまった場合は代金を頂かないんです。
でもダメになってしまう場合って綺麗にできるモノに比べて何十倍も手間をかけていることがほとんどなんです。
新品時の時の色がどの程度のオフホワイトだったのかがわからないので、真っ白にならないよう少しずつ強さを調節しながら復元洗いをしていきました。
一番最初のトップ画像を、見て頂くと後ろポケットに四角く白い部分が見えると思います。
この場所にはブランドロゴなどが入っている四角い生地が縫い付けられていました。
この生地を付けたまま復元洗いするとダメになる可能性があるため外したのですが、一番新品時に近い色合いが出てきています。
今回はこの部分を目安に均一になるように復元洗いをしていきました。
新品時と比べることは出来ませんが、かなり近いオフホワイトの色合いに仕上がっていると思います。
お客様も一目見て「ここまでできるんですね!!!」とビックリされていました。
どこまで出来るかは、技術もさることながら状態と服の作られ方次第。
しっかりとした服作りをされていればかなりの状態でも綺麗にできます。
デザインと風合いを重視した作りで、着て汚れた時のことなどまで想定せずに作られていると直せない不具合が起きてしまう可能性が高くなります。
でも、今回の状態の服を着られるレベルまで綺麗にしていくとなると、ある程度のリスクは覚悟してやらないと綺麗には出来ないんです。
試してみるかどうかはお客様次第。
お客様にも覚悟をしてもらわないとできない事ですので、当店としては本当にダメになってしまった場合は代金を頂かないんです。
でもダメになってしまう場合って綺麗にできるモノに比べて何十倍も手間をかけていることがほとんどなんです。