ジャケット水洗い、修復仕上げ参考価格
ウールジャケット水洗い
12000円（税込み13200円）～
型崩れ修復仕上げ
12000円～18000円（税込み13200円～19800円）
価格はおおよそ
の目安としてください。
状態により価格が変わりますので基本お見積り
今回ジャケット参考価格
クタクタ感を直すためのサイジング加工仕上げ
税込み19800円
通常クリーニング、仕上げではできない工程です。
詳しくは下記のブログをご覧ください。
◆気軽に水洗いはしないほうが良いジャケット類
おしゃれ工房You友（ゆうゆう） 店主 大友眞吾です。
息子さんが気に入って大事に着ていたジャケット。
お父さんが汗を取ってあげようと汗取りで依頼したところクタクタヨレヨレとなってしまったというご相談です。
ウールジャケットなど結構気軽な感じで水洗いしてほしいと言ったご相談もあるのですが、高額スーツの場合はやらない方がいい、とご説明することが結構あります。
水洗いしないと改善できない事、例えば事故で血まみれになってしまったとか、汗のにおいがかなり酷く出ている状態で生地も汗による塩分でゴワゴワになってしまっている状態になっている場合は水洗いしないと改善できないため出そうな不具合などをしっかりとご説明させて頂き、水洗いをしていきます。
ちょっと汗になった、しまうから汗を落としておいた方がいいと思って、と言う場合のほとんどは要所要所の汗、皮脂をしみぬきでおとして洗い、全体はドライクリーニングをしていったほうがいいとご説明することがほとんどです。
自信が無いからやらないほうが良いと言っていると思われそうですが・・・
間違いなく水洗いすることで風合いが落ちるからです。
自信が無ければ今回のような修復事例、受けることはできません。
チェーン店でもスーツの水洗いを宣伝していて受けている会社もありますが、型崩れ、クタクタ感などが出てしまったから直してほしいと言ったご相談も増えています。
当店の場合だと普段の仕事着としているビジネススーツの依頼ってほとんどないのですが、細かな部分を気にしなければ水洗いしても大丈夫なスーツもあります。
勝負スーツとか奮発した余所行きスーツ、ジャケットなどは気軽に水洗いによる汗取りはしないほうが無難。
汗取りドライはドライクリーニングになるので大丈夫だと思いますが、やらないよりは汗が落ちる、程度の効果です。
息子さんが気に入って大事に着ていたジャケット。
お父さんが汗を取ってあげようと汗取りで依頼したところクタクタヨレヨレとなってしまったというご相談です。
ウールジャケットなど結構気軽な感じで水洗いしてほしいと言ったご相談もあるのですが、高額スーツの場合はやらない方がいい、とご説明することが結構あります。
水洗いしないと改善できない事、例えば事故で血まみれになってしまったとか、汗のにおいがかなり酷く出ている状態で生地も汗による塩分でゴワゴワになってしまっている状態になっている場合は水洗いしないと改善できないため出そうな不具合などをしっかりとご説明させて頂き、水洗いをしていきます。
ちょっと汗になった、しまうから汗を落としておいた方がいいと思って、と言う場合のほとんどは要所要所の汗、皮脂をしみぬきでおとして洗い、全体はドライクリーニングをしていったほうがいいとご説明することがほとんどです。
自信が無いからやらないほうが良いと言っていると思われそうですが・・・
間違いなく水洗いすることで風合いが落ちるからです。
自信が無ければ今回のような修復事例、受けることはできません。
チェーン店でもスーツの水洗いを宣伝していて受けている会社もありますが、型崩れ、クタクタ感などが出てしまったから直してほしいと言ったご相談も増えています。
当店の場合だと普段の仕事着としているビジネススーツの依頼ってほとんどないのですが、細かな部分を気にしなければ水洗いしても大丈夫なスーツもあります。
勝負スーツとか奮発した余所行きスーツ、ジャケットなどは気軽に水洗いによる汗取りはしないほうが無難。
汗取りドライはドライクリーニングになるので大丈夫だと思いますが、やらないよりは汗が落ちる、程度の効果です。
汗が落ちると柔らかくなる？
クリーニング店も勘違いしているとこが多いのですが、汗取りをすると柔らかくなる、柔らかくなればいい、ってやっているところもあるようです・・・
しかし、柔らかくなるのとクタクタになるのは全く違います。
汗取りドライの場合、気が付かれているお客様もいらっしゃいますが、シリコン系のオイルを入れることで柔らかさを出したりしています。
汗が落ちて風合いが直っているのとは違います。
今回は裏地のない柔らかい素材のソフトジャケットですが、柔らかくても芯があります。
芯まで抜けるとクタクタと言うよりふにゃふにゃになります。
汗をかき塩分により生地が硬くなる・・・
この状態まで汗が蓄積しているって滅多にありません。
30年40年と愛用して着ていればごわつきは出てきますが、その場合は汗もありますが湿気に溶け込んだ色んな水溶性汚れの蓄積です。
風合い変化って気が付かれる方と気が付かれない方がいるかと思いますが今回はこれでは着られないと気が付かれたお客様になります。
表示的には水洗いは✖です。
ひと昔前、セミナーで表示法に付いて教わった際、メーカーには5年間は作った服の情報がわかるように保管しておく義務がある、と教わったはずですが今は5年間の保持義務はないとの事です。
今回は中国製ですが、日本語表記と日本のカスタマーセンターがちゃんと書かれていますので日本の法事法が適用となりますが・・・
今はモデルが変わった時点でこれらの情報も破棄されてしまう事が多いようです。
特にインポート製品。
5年以内であればその商品がいつどこで作られいくらで販売されていたかなどわかるようになっている、とご説明してきましたが今はこの通りではなくなっているようですので訂正させて頂きます。
しかし、柔らかくなるのとクタクタになるのは全く違います。
汗取りドライの場合、気が付かれているお客様もいらっしゃいますが、シリコン系のオイルを入れることで柔らかさを出したりしています。
汗が落ちて風合いが直っているのとは違います。
今回は裏地のない柔らかい素材のソフトジャケットですが、柔らかくても芯があります。
芯まで抜けるとクタクタと言うよりふにゃふにゃになります。
汗をかき塩分により生地が硬くなる・・・
この状態まで汗が蓄積しているって滅多にありません。
30年40年と愛用して着ていればごわつきは出てきますが、その場合は汗もありますが湿気に溶け込んだ色んな水溶性汚れの蓄積です。
風合い変化って気が付かれる方と気が付かれない方がいるかと思いますが今回はこれでは着られないと気が付かれたお客様になります。
表示的には水洗いは✖です。
ひと昔前、セミナーで表示法に付いて教わった際、メーカーには5年間は作った服の情報がわかるように保管しておく義務がある、と教わったはずですが今は5年間の保持義務はないとの事です。
今回は中国製ですが、日本語表記と日本のカスタマーセンターがちゃんと書かれていますので日本の法事法が適用となりますが・・・
今はモデルが変わった時点でこれらの情報も破棄されてしまう事が多いようです。
特にインポート製品。
5年以内であればその商品がいつどこで作られいくらで販売されていたかなどわかるようになっている、とご説明してきましたが今はこの通りではなくなっているようですので訂正させて頂きます。
◆水洗いでクタクタになる理由は2つ、1つ目は…
本当に水洗いをしているお店で起きるクタクタ感。
どうして起きる？
水洗いって洗うだけなら簡単です。家庭でもできますよね。
ウールって手洗い程度であればしわにはなってもほぼ縮みは出ないんです。
でも、内側に入れられている芯地、接着芯などの剥がれが出たり芯地が縮んだりすると直す事が難しくなるんです。
綺麗に仕上げることができなければ着ることができないんです。
クタクタになる理由の一つは綺麗に仕上げられていない事。
画像のようにポケットの部分が平らではなくシワになり厚ぼったい状態になっているため表生地に
その凹凸が出てしまいます。
そして画像ではよく見えないかもしれませんが全体的に小じわができています。
綺麗に伸びている新品は張りがありますよね。
クシャクシャにしわを付けると光沢もなくなり張りもなくなり柔かい感じになります。
ウールも、水洗いすると表面に細かなシワ（凹凸）ができるため張りが無くなります。
機械仕上げでは綺麗にこのしわを伸ばす事ができないためアイロンによる手仕上げが必要になります。
この仕上げができるお店へ依頼できないとクタクタになったりしわっぽくなったり型崩れを起こしたままの状態で帰ってきてしまいます。
かなりたくさんのご相談をお受けしている事例になります。
どうして起きる？
水洗いって洗うだけなら簡単です。家庭でもできますよね。
ウールって手洗い程度であればしわにはなってもほぼ縮みは出ないんです。
でも、内側に入れられている芯地、接着芯などの剥がれが出たり芯地が縮んだりすると直す事が難しくなるんです。
綺麗に仕上げることができなければ着ることができないんです。
クタクタになる理由の一つは綺麗に仕上げられていない事。
画像のようにポケットの部分が平らではなくシワになり厚ぼったい状態になっているため表生地に
その凹凸が出てしまいます。
そして画像ではよく見えないかもしれませんが全体的に小じわができています。
綺麗に伸びている新品は張りがありますよね。
クシャクシャにしわを付けると光沢もなくなり張りもなくなり柔かい感じになります。
ウールも、水洗いすると表面に細かなシワ（凹凸）ができるため張りが無くなります。
機械仕上げでは綺麗にこのしわを伸ばす事ができないためアイロンによる手仕上げが必要になります。
この仕上げができるお店へ依頼できないとクタクタになったりしわっぽくなったり型崩れを起こしたままの状態で帰ってきてしまいます。
かなりたくさんのご相談をお受けしている事例になります。
マックスマーラコート風合い直し～加工剤を入れるだけでは直らない～
もう一つは加工剤
ウールスーツの水洗いをするお店が増えてきたのは15年くらい前かな。
それ以前は常識としてウールスーツは水洗いはしないほうがいい、と言うのがクリーニング店の常識でした。
クリーニング店がウールスーツの水洗いをするお店が出てきたのは、高性能な防縮加工剤（縮み防止剤）、色止め加工剤が登場したからです。
そして洗剤に加工剤を入れることで防縮、色止めができる洗剤が登場したからです。
家庭で言えばおしゃれ着洗い用洗剤の高性能版です。
この加工剤による風合い変化がクタクタになるもう一つの理由です。
加工剤にはシリコン剤が使われています。
例えば髪に付けるコンディショナーもシリコン配合（ジメチコン）のモノは髪の傷みを直せない、と言われます。
シリコンを入れることで紙に艶とか柔らかさ、しなやかさが疑似的に出すことができるからです。
シリコンは繊維の周りに幕を張るような形でコーティングされます。
コーティングされることで繊維が縮みにくくなります。
でも、シリコン剤により繊維が柔らかくなりすぎてしまうデメリットがあり、結果、服の場合はクタクタになったような風合いになってしまうんです。
水洗いで依頼したらクタクタになったというのはスーツだけじゃなく綿ニットなどニット製品でも結構見ています。
一度シリコンで柔らかくなってしまうと元通りの状態に戻す事がかなり難しくなります。
今回はできる限りハリと言うか繊維に腰を入れるようなイメージで少し濃い目のサイジング加工剤を芯までしっかり浸透させてから、形を整えながら乾燥させています。
まずは第一段階のサイジング加工になります。
どこまでハリと腰が出るかはやってみた具合ですが改善できる可能性があると思い、ドライクリーニング、水洗い後に漬け込みによるサイジング加工を芯まで浸透させるように入れています。
それ以前は常識としてウールスーツは水洗いはしないほうがいい、と言うのがクリーニング店の常識でした。
クリーニング店がウールスーツの水洗いをするお店が出てきたのは、高性能な防縮加工剤（縮み防止剤）、色止め加工剤が登場したからです。
そして洗剤に加工剤を入れることで防縮、色止めができる洗剤が登場したからです。
家庭で言えばおしゃれ着洗い用洗剤の高性能版です。
この加工剤による風合い変化がクタクタになるもう一つの理由です。
加工剤にはシリコン剤が使われています。
例えば髪に付けるコンディショナーもシリコン配合（ジメチコン）のモノは髪の傷みを直せない、と言われます。
シリコンを入れることで紙に艶とか柔らかさ、しなやかさが疑似的に出すことができるからです。
シリコンは繊維の周りに幕を張るような形でコーティングされます。
コーティングされることで繊維が縮みにくくなります。
でも、シリコン剤により繊維が柔らかくなりすぎてしまうデメリットがあり、結果、服の場合はクタクタになったような風合いになってしまうんです。
水洗いで依頼したらクタクタになったというのはスーツだけじゃなく綿ニットなどニット製品でも結構見ています。
一度シリコンで柔らかくなってしまうと元通りの状態に戻す事がかなり難しくなります。
今回はできる限りハリと言うか繊維に腰を入れるようなイメージで少し濃い目のサイジング加工剤を芯までしっかり浸透させてから、形を整えながら乾燥させています。
まずは第一段階のサイジング加工になります。
どこまでハリと腰が出るかはやってみた具合ですが改善できる可能性があると思い、ドライクリーニング、水洗い後に漬け込みによるサイジング加工を芯まで浸透させるように入れています。
◆仕上げ工程①
乾燥後、まずは裏側の不具合を直していきます。
しわくちゃだったポケットを形を整えながらしわを伸ばし、ポケット跡が表生地に出ないよう段差をアイロンで消しています。
生地の縫い合わせ部分が水洗いされたことで閉じていましたので開きながらアイロンをかけていきます。
注意点は表側に段差の跡を出さないように仕上げる事。
ウールのパンツは比較的水洗いしやすく仕上げもしやすいのですが、両サイドの生地の縫い合わせ部分が内側で閉じていると履いた時にその段差が見える、縫い目に生地が織り重なったようになるなど出てきます。
気にされる方はかなり気になるかと思います。
裏返しにして開いてアイロンかけてから仕上げていく事で元通り綺麗に仕上げることができます。
しわくちゃだったポケットを形を整えながらしわを伸ばし、ポケット跡が表生地に出ないよう段差をアイロンで消しています。
生地の縫い合わせ部分が水洗いされたことで閉じていましたので開きながらアイロンをかけていきます。
注意点は表側に段差の跡を出さないように仕上げる事。
ウールのパンツは比較的水洗いしやすく仕上げもしやすいのですが、両サイドの生地の縫い合わせ部分が内側で閉じていると履いた時にその段差が見える、縫い目に生地が織り重なったようになるなど出てきます。
気にされる方はかなり気になるかと思います。
裏返しにして開いてアイロンかけてから仕上げていく事で元通り綺麗に仕上げることができます。
高額スーツほど起きやすい加速劣化～グッチ・ロロピアーナの加速劣化～
仕上げ工程①の仕上がり
このしわ等の変化はドライクリーニングではほぼ起きないんです。
細かなしわにもならないので機械仕上げだけでも綺麗にしわを伸ばせすことができます。
ただし、高いコースなどで出し一点ずつ機械に着せて掛ける仕上げの場合、今回のようなソフトタイプの柔らかい素材は型崩れを起こしてしまいます。
スチームをたっぷり含ませてからエアーを出して乾かすという工程により機械の形に生地が伸びてしまうんです。
先の画像で機械に着せていますが、どの部分にも負荷がかからないよう、生地を張ることがない状態で乾燥させています。
仕上げる、ではなく乾燥のみの工程です。
水洗いをすると色んな部分がシワになる、縮みが出るし型崩れが起きたりします。
これらをアイロンで直しながら仕上げていかないと元通りの状態に戻すことができないんです。
一言で水洗いをする、と言っても仕上がりは出すお店によりかなり変わります。
綺麗に手仕上げができるお店へ依頼出来れば新品時にかなり近い状態へ仕上げてもらうことができると思います。
細かなしわにもならないので機械仕上げだけでも綺麗にしわを伸ばせすことができます。
ただし、高いコースなどで出し一点ずつ機械に着せて掛ける仕上げの場合、今回のようなソフトタイプの柔らかい素材は型崩れを起こしてしまいます。
スチームをたっぷり含ませてからエアーを出して乾かすという工程により機械の形に生地が伸びてしまうんです。
先の画像で機械に着せていますが、どの部分にも負荷がかからないよう、生地を張ることがない状態で乾燥させています。
仕上げる、ではなく乾燥のみの工程です。
水洗いをすると色んな部分がシワになる、縮みが出るし型崩れが起きたりします。
これらをアイロンで直しながら仕上げていかないと元通りの状態に戻すことができないんです。
一言で水洗いをする、と言っても仕上がりは出すお店によりかなり変わります。
綺麗に手仕上げができるお店へ依頼出来れば新品時にかなり近い状態へ仕上げてもらうことができると思います。
◆サイジング加工仕上げ（ハリと光沢を出す仕上げ）
裏側の不具合を修正後、表側を仕上げていきます。
ウールは先にも書いたように水洗いすると加工剤で縮みが出ないようになっても細かな凹凸（小じわ）ができます。
それともう一つ、水洗いすると糸の撚りが弱い（触った時に柔らかい）素材は毛羽立ちが起きてしまいます。
凹凸、毛羽立ちが起きてしまうと風合いも変わるし光沢も消失します。
ウールマフラーを家庭で水洗い、クリーニング店でウェットクリーニングをしてもらった際、洗う前と比べ分厚い感じになったってご相談は毎年必ずあります。
水洗いをすると繊維は元の自然な状態に戻ろうとするから起きる現象です。
毛並みを揃え寝かせた状態で商品化されている場合、水洗いすることで寝かされていた毛が起き上がるために起きる現象です。
これも元通りの状態に治めることができます。
ドライクリーニングは水分を使わないため繊維の膨張などもほぼ起きないためこれらの現象も起きることは無いんです。
もう一度生地にハリと光沢を出すためにサイジング加工剤を入れながら仕上げていきます。
表面に吹き付けるだけではうまく収まらない場合はひと工夫して加工剤を浸透させていきます。
ウールは先にも書いたように水洗いすると加工剤で縮みが出ないようになっても細かな凹凸（小じわ）ができます。
それともう一つ、水洗いすると糸の撚りが弱い（触った時に柔らかい）素材は毛羽立ちが起きてしまいます。
凹凸、毛羽立ちが起きてしまうと風合いも変わるし光沢も消失します。
ウールマフラーを家庭で水洗い、クリーニング店でウェットクリーニングをしてもらった際、洗う前と比べ分厚い感じになったってご相談は毎年必ずあります。
水洗いをすると繊維は元の自然な状態に戻ろうとするから起きる現象です。
毛並みを揃え寝かせた状態で商品化されている場合、水洗いすることで寝かされていた毛が起き上がるために起きる現象です。
これも元通りの状態に治めることができます。
ドライクリーニングは水分を使わないため繊維の膨張などもほぼ起きないためこれらの現象も起きることは無いんです。
もう一度生地にハリと光沢を出すためにサイジング加工剤を入れながら仕上げていきます。
表面に吹き付けるだけではうまく収まらない場合はひと工夫して加工剤を浸透させていきます。
クリーニングで起きた型崩れと風合い修復～45年お世話になったお客様の遺品～
サイジング加工剤を繊維の奥に浸透させる
サイジング加工剤は水溶性加工剤を使用。
スプレーで吹き付けるとウールは（疎水性と言いますが）水を弾きます。
ウールに付いたシミが取れやすいのも疎水性によりシミが浸透しないで表面に乗っている状態になっているからです。
スプレーをしてもはじかれすぐに浸透していかないため、スチームでよく蒸すと繊維に浸透します。
繊維に腰を入れたいため、漬け込みで入れる、仕上げ時に入れると、今回は2段階でサイジング加工をしています。
表面の風合いだけであればサイジング加工剤を入れながら仕上げかなりハリと光沢を出していきます。
スプレーで吹き付けるとウールは（疎水性と言いますが）水を弾きます。
ウールに付いたシミが取れやすいのも疎水性によりシミが浸透しないで表面に乗っている状態になっているからです。
スプレーをしてもはじかれすぐに浸透していかないため、スチームでよく蒸すと繊維に浸透します。
繊維に腰を入れたいため、漬け込みで入れる、仕上げ時に入れると、今回は2段階でサイジング加工をしています。
表面の風合いだけであればサイジング加工剤を入れながら仕上げかなりハリと光沢を出していきます。
サイジング加工剤を入れ仕上げ
左がサイジング加工剤を浸透させた画像です。
表面に見えていた水滴状のものが繊維に浸透し少し濡れた状態になっています。
ここからテカリを出さない、繊維の目をつぶさないよう薄紙一枚分浮かせた状態の浮かしアイロンで乾かしながら仕上げていきます。
これは仕上げの一例で当て布をすることもあれば素材によってはしっかりと抑え込みながら仕上げていく事もあります。
今回は表面の小じわを伸ばし光沢を出していくためこの仕上げ方法で表側をすべて手仕上げしています。
表面に見えていた水滴状のものが繊維に浸透し少し濡れた状態になっています。
ここからテカリを出さない、繊維の目をつぶさないよう薄紙一枚分浮かせた状態の浮かしアイロンで乾かしながら仕上げていきます。
これは仕上げの一例で当て布をすることもあれば素材によってはしっかりと抑え込みながら仕上げていく事もあります。
今回は表面の小じわを伸ばし光沢を出していくためこの仕上げ方法で表側をすべて手仕上げしています。
サイジング加工仕上がり
仕上がりです。
光沢とハリは画像ではよくわからないですね。
でも、仕上げる前と仕上がり後を見比べて頂くとアイロンをかけた跡などは見られず綺麗に整っているのはわかるかと思います。
お客様からのご相談で仕上げの心配をされるお客様は生地がペチャンコになる、アイロンの跡が出たりテカリが出るのではないか？って事です。
ご相談をお伺いするとクリーニング店の仕事を信用できないって方がとても多いことに気が付かされます。
このジャケットもクリーニングに出してクタクタヨレヨレになって帰って来るとは思いもしていなかったと思います。
そんな経験をしたらクリーニングに出すのが心配になりますね。
でも依頼するお店次第で綺麗に直す事もできるって事も知って頂けたかと思います。
光沢とハリは画像ではよくわからないですね。
でも、仕上げる前と仕上がり後を見比べて頂くとアイロンをかけた跡などは見られず綺麗に整っているのはわかるかと思います。
お客様からのご相談で仕上げの心配をされるお客様は生地がペチャンコになる、アイロンの跡が出たりテカリが出るのではないか？って事です。
ご相談をお伺いするとクリーニング店の仕事を信用できないって方がとても多いことに気が付かされます。
このジャケットもクリーニングに出してクタクタヨレヨレになって帰って来るとは思いもしていなかったと思います。
そんな経験をしたらクリーニングに出すのが心配になりますね。
でも依頼するお店次第で綺麗に直す事もできるって事も知って頂けたかと思います。
◆クタクタになったジャケットの修復仕上げ まとめ
こうした手仕上げは手間仕事です。
もちろん手仕上げするスキルが無いとできませんがスキルがあっても形を整えてキレイに仕上げていくには手間がかかります。
機械仕上げだけなら1分もあれば仕上げられますがこのジャケットの場合は仕上げだけでも30～40分程度はかかっていますので30～40倍の手間をかけています。
ドライクリーニングするだけなら機械に入れるだけなので手間もかからないし何のスキルもいりませんが今回のような場合は直すためにどうするか、一点手作業をしていくため何十倍もの手間をかけています。
最近増えてきているのが、技術がある、手間をかけているようなHPがあふれててきた事。
モンクレールなど高級ダウンをたくさん扱っている、的な宣伝もよく見かけます。
何を信じればよいのかわからない状態になっているお客様もたくさんいらっしゃり、ご相談時も本当に大丈夫なのか心配されている方もたくさんいらっしゃいます。
こうしてブログで実例を挙げているのも実際の仕事を見て頂くためです。
綺麗にできた一点だけ、丁寧な振りの宣伝ではなく、実際にやっている工程をご説明しています。
当店以外でももちろん丁寧な仕事をしている個人店はまだまだあるかと思います。
おしゃれ工房You友としては技術のあるお店とかすごいことができるお店、ではなく、手間をかけてやっていく仕事としてやっています。
一点にどこまで手をかけられるか！！
手間をかける分、代金を頂かないとできない仕事になりますが、金額以上の仕事をお客様にお届けすることが当店の仕事だと思っています。
最後にお客様から頂いたLINEを紹介させて頂きます。
【無事受け取りました。
きれいに仕上げて下さりありがとうございました。また着ることが出来ます。お願いして良かったです。】
もちろん手仕上げするスキルが無いとできませんがスキルがあっても形を整えてキレイに仕上げていくには手間がかかります。
機械仕上げだけなら1分もあれば仕上げられますがこのジャケットの場合は仕上げだけでも30～40分程度はかかっていますので30～40倍の手間をかけています。
ドライクリーニングするだけなら機械に入れるだけなので手間もかからないし何のスキルもいりませんが今回のような場合は直すためにどうするか、一点手作業をしていくため何十倍もの手間をかけています。
最近増えてきているのが、技術がある、手間をかけているようなHPがあふれててきた事。
モンクレールなど高級ダウンをたくさん扱っている、的な宣伝もよく見かけます。
何を信じればよいのかわからない状態になっているお客様もたくさんいらっしゃり、ご相談時も本当に大丈夫なのか心配されている方もたくさんいらっしゃいます。
こうしてブログで実例を挙げているのも実際の仕事を見て頂くためです。
綺麗にできた一点だけ、丁寧な振りの宣伝ではなく、実際にやっている工程をご説明しています。
当店以外でももちろん丁寧な仕事をしている個人店はまだまだあるかと思います。
おしゃれ工房You友としては技術のあるお店とかすごいことができるお店、ではなく、手間をかけてやっていく仕事としてやっています。
一点にどこまで手をかけられるか！！
手間をかける分、代金を頂かないとできない仕事になりますが、金額以上の仕事をお客様にお届けすることが当店の仕事だと思っています。
最後にお客様から頂いたLINEを紹介させて頂きます。
【無事受け取りました。
きれいに仕上げて下さりありがとうございました。また着ることが出来ます。お願いして良かったです。】